サポウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生 園児31人が嘔吐・下痢・発熱の症状<岩手県>

AI要約

岩手県の保育施設でサポウイルス感染性胃腸炎が集団発生し、園児31人が症状を訴えている。

調査結果では、4人からサポウイルスが検出され、重症者や入院者はなく全員回復に向かっている。

岩手県は感染対策として手洗いや消毒の徹底を呼びかけている。

サポウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生 園児31人が嘔吐・下痢・発熱の症状<岩手県>

岩手県は7月22日、中部保健所管内の保育施設でサポウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。

園児31人が嘔吐や下痢等の症状を訴えているという。

県によると、7月16日に中部保健所管内の保育施設(園児79人・職員26人)から、複数の園児に嘔吐や下痢、発熱等の症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、6月13日から7月22日にかけて園児31人に嘔吐や下痢、発熱等の症状があったことがわかった。

保健所が調べた結果、症状のある4人からサポウイルスが検出された。

重症者や入院した人はなく、いずれも回復に向かっているという。

岩手県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけている。

※中部保健所管内は花巻市・遠野市・北上市・西和賀町