ツール・ド・ふくしま 27日は福島県田村市滝根町でヒルクライム、28日は小野町でロードレース

AI要約

福島復興サイクルロードレースシリーズの「あぶくま洞ヒルクライム」と「小野こまちロードレース」がそれぞれ開催される。

両大会では街なかパレードやサンバカーニバルなどが新たに取り入れられ、2日間で大会を盛り上げる取り組みが行われる。

台湾の支援活動も兼ねたイベントで、台湾のチームがゲスト参加し、在日台湾人ユーチューバーが動画配信などを通じて福島の魅力や復興の様子を世界に発信する。

ツール・ド・ふくしま 27日は福島県田村市滝根町でヒルクライム、28日は小野町でロードレース

 福島復興サイクルロードレースシリーズ(トロフィー・ド・ふくしま)の「あぶくま洞ヒルクライム」(福島県田村市滝根町)は27日、「小野こまちロードレース」(小野町)は28日、それぞれ現地で開かれる。これまで別々に開催してきた。街なかパレードやサンバカーニバルなどを新たに取り入れ、2日連続の開催とすることで大会をさらに盛り上げる。

 実行委員会の主催、福島日産自動車の特別協賛、郡山中央交通、郡中トラベル、楢葉サイクリングターミナルの協賛。地震の被害を受けた台湾の支援を兼ね「台湾応援・福島復興ロードレース事業」として県サポート事業を受け実施する。両日ともに台湾の「ブライトンレーシングチーム」がレースにゲスト参加する。在日台湾人の人気ユーチューバーが実況して動画を配信。福島の魅力や復興の様子を世界に発信する。

 「あぶくま洞ヒルクライム」は田村市滝根町のあぶくま洞周辺で開く。入水鍾乳洞側をメインとする観光道路5・4キロをファーストステージ、あぶくま洞側5・1キロをセカンドステージとして順位を競う。選手らの交流会や福島美少女図鑑のコンサートを催し、地元名物なども振る舞う。

 「小野こまちロードレース」は小野町のこまちダム周辺で実施する。ダムを周回するコース(1周12キロ)の各部門で順位を競う。レースに先立ち、街なかをパレードする。専用車が巡り、お菓子やチラシなどを配布する。本場のツール・ド・フランスをまねて企画した。表彰式は町民体育館で行い、小野高家庭クラブや地元商工会などが露店を開き、参加者らをもてなす。