福島県産モモ「種をまいてすぐできるような食材じゃない」豊洲市場で高評価

AI要約

福島県を代表するモモ「あかつき」が旬を迎え、東京の豊洲市場でトップセールスが行われた。

東京の市場関係者は福島県産の農産物を高く評価し、風評被害はほとんど感じられないと述べている。

福島県産のあかつきは今月23日ごろまで出荷され、市場で販売される予定。

福島県産モモ「種をまいてすぐできるような食材じゃない」豊洲市場で高評価

福島県を代表するモモ「あかつき」。いま旬を迎えています。こうした福島県産のモモやキュウリなどが19日、東京の豊洲市場に並び、市場の関係者を前に内堀知事などによるトップセールスが行われました。

東日本大震災から13年4か月あまり、日本最大級の市場でいま、福島県産の農産物はどう評価されているのでしょうか。

関根佑記者「日本の食の流通を支える東京の豊洲市場。こちらには新鮮な県産のキュウリやモモがずらりと並んでいます」

日本最大級の市場、東京・豊洲市場。19日朝、モモの主力品種・あかつきやキュウリ、トマトなど旬を迎えた県産の農産物が並びました。市場関係者を前に、県やJA全農福島などが企画した県産農産物のトップセールスが行われ、内堀雅雄知事が今年のモモを直接PRしました。

内堀知事「このあかつき3つ特徴があります。甘い・ジューシー・おいしい。今年も最高のモモができ上がりました」

市場関係者にその味を知ってもらおうと無料で配られると、多くの人たちが手に取っていました。

市場関係者「おいしい。しっかりしていて、こっちとしては安心できる」

市場関係者「真心というか、生産者の気持ちがたくさん入っている感じがする。実際、種をまいたらすぐできるような食材じゃない」

東京電力福島第一原発事故から13年4か月。震災後、風評被害にさらされた福島県産の農産物はいま東京の市場関係者にどう評価されているんでしょうか。

市場関係者「(原発事故の影響は)いまはほとんど感じない。まったくないと言っていいくらい」

市場関係者「いまはもう関係ない。一時、福島産は『バツ』と言われていたけど、いまはごく普通に流通してやっている」

あかつきの出荷のピークは、今月23日ごろの予定で市場に出回るのは今月いっぱいになる見込みです。