後方支援や情報発信に力 安城芸妓文化振興会が総会

AI要約

安城芸妓文化振興会は15日、総会を開催し、2024年度の事業計画や収支予算を承認。芸妓による踊りや鳴り物の発表会も行われた。

同会は02年に設立され、安城の芸妓文化の維持と継承を目指して活動。愛称は笑美素会。

会長や組合長が、芸妓文化の普及と若手の育成に向けて積極的な取り組みを行っている。

後方支援や情報発信に力 安城芸妓文化振興会が総会

 【刈谷】安城芸妓文化振興会は15日、安城市のホテルグランドティアラ南名古屋で総会を開催し、2024年度の事業計画や収支予算などを承認した。総会後には芸妓(げいぎ)による踊りや鳴り物などを披露する発表会も行った。

 同会は02年に地元経済界が主体となって設立した。明治から続く安城の芸妓文化を維持、継承する狙いがある。「笑美素会」(えびすかい)の愛称を持つ。

 総会で細井英治会長は「昨年は、多くの市民に芸妓文化を知っていただくため、安城七夕まつりに出演し、伝統文化を広めた。当会は今後も歴史ある安城芸妓の文化を絶やさぬよう、後方支援や情報発信に精いっぱい努めていく」と話した。

 安城芸妓組合の乃ん子組合長は新たに加わった芸妓を紹介。「若い子も入ってきており、先輩もお手本になるよう稽古に励んでいる。企業も同じだが、若い人が入ってこないと活性化しない。とても歓迎している」と現状を報告しながら、芸妓文化の維持と発展に向けて協力を呼び掛けた。