復興への思いを…「ダキシメテフタバ」 双葉町で生まれたタオルを東京で販売会

AI要約

福島県双葉町で生まれたタオルの販売会が東京で始まる。浅野撚糸が復興支援のため工場建設し、独自の技術を生かした製品を製造。

タオル「ダキシメテフタバ」は双葉町との共同開発で、特徴は吸水力と柔らかさ。復興への思いが込められている。

販売会初日に若手社員が取り組みと双葉町の現状を説明。顧客はタオルを手に取り、復興の歩みを感じている。

復興への思いを…「ダキシメテフタバ」 双葉町で生まれたタオルを東京で販売会

7月19日、震災から復興への歩みを続ける双葉町で生まれたタオルの販売会が東京にある「日本橋ふくしま館MIDETTE」で始まった。

販売会を開いた浅野撚糸(本社:岐阜県)は「福島県の復興の役に立ちたい」と2023年4月に双葉町へ工場を建設し、独自の技術を生かした糸やタオル製品の製造で復興の一翼を担う。

高い吸水力と柔らかさが特徴のタオル「ダキシメテフタバ」は双葉町と浅野撚糸が共同開発したもので、震災・原発事故で全町避難を余儀なくされた双葉町の復興への思いも込められている。

販売会初日の19日には、南相馬市出身で入社1年目の岡田綾菜さん(18)が買い物客に向けて浅野撚糸の取り組みと双葉町の現状を説明。岡田さんは「私たち若い世代もこの町とともに生き、これからの未来をつくっていく。双葉町にぜひ来てください」と呼びかけた。

買い物客はタオルを手に取り、その技術の高さとともに双葉町の復興の歩みを感じている様子だった。

「日本橋ふくしま館MIDETTE」では初めてとなるこの販売会は、7月21日までの開催。

浅野撚糸は今後もタオルの販売を通じて、復興の取り組みを発信していくことにしている。