【台風情報】大型の台風3号が発生 気象庁発表 来週に沖縄周辺で発達 暴風域を伴って強い勢力で接近へ 欧米の海外予報機関との台風進路予想比較【25日まで雨・暴風シミュレーション】 

AI要約

フィリピンの東海上で発生した大型の台風3号が沖縄方面に進んでいます。台風は急速に発達し、暴風域を伴う強い台風となる予想です。

気象庁とアメリカ海軍が台風3号の進路予想を発表しており、沖縄の南海上での発達が予想されています。

予報円には台風の中心が入る確率が示され、アンサンブル予報により進路が確率的に予想されています。

【台風情報】大型の台風3号が発生 気象庁発表 来週に沖縄周辺で発達 暴風域を伴って強い勢力で接近へ 欧米の海外予報機関との台風進路予想比較【25日まで雨・暴風シミュレーション】 

■大型の台風3号が発生 フィリピンの東海上で 今後北上して沖縄方面へ

気象庁は、フィリピンの東の海上にあった熱帯低気圧が台風第3号になったと発表しました。

20日15時、フィリピンの東の北緯15度25分、東経128度05分において、熱帯低気圧が台風第3号になりました。台風は1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで中心の東側650キロ以内と西側440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。強風域が広いために「大型」の台風となっています。

■気象庁

台風3号は、このあとゆっくりと発達しながらフィリピンの東の海上を北上する見込みです。来週半ばには沖縄の南の海上に達しって発達し、暴風域を伴った強い台風となる予想です。24日(水)から25日(木)にかけては強い勢力で先島諸島付近を通過する可能性も出ています。

■アメリカ海軍

アメリカ海軍もフィリピン周辺にある2つの熱帯じょう乱についての進路予想を発表しています。このうち台風3号に関する進路予想は、気象庁と同じような傾向となっています。風速予想をみると沖縄の南海上で急速に発達する予想です。

ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります)

■アメリカ海洋大気庁

気象庁の進路予想で示される予報円は「その時刻に台風の中心が入る確率が70%」であることを意味しています。予報円の大きさは進路予想のブレ幅を表しています。

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。