官製談合事件、尾道市が土木課専門員を懲戒免職

AI要約

広島県尾道市の土木課専門員が官製談合事件で収賄罪などで懲戒免職になった。入札情報を漏らし現金を受け取ったとされる。

男性職員は一般競争入札に関わる仕事で現金を受け取ったとして広島地検に起訴された。

管理監督責任を問われ、上司や関係者も処分を受けた。市長や副市長も減給処分を受けた。

官製談合事件、尾道市が土木課専門員を懲戒免職

 広島県尾道市は17日、市発注工事を巡る官製談合事件で業者に入札情報を漏らした見返りに現金を受け取ったとして、土木課専門員の男性職員(52)=加重収賄罪などで起訴=を懲戒免職にした。

 男性職員は昨年3月と6月の市道日比崎228号改良工事の一般競争入札に絡み、入札情報を伝えた謝礼として現金計6万円を受け取ったなどとして、官製談合防止法違反(入札妨害)や加重収賄などの罪で広島地検に起訴された。

 市はまた、管理監督責任を問い、建設部長(59)と前土木課長の瀬戸田支所長(58)、土木課長(55)の3人を戒告処分、土木課長補佐を文書訓告とした。平谷祐宏市長は減給10分の2(1カ月)、沢田昌文副市長は減給10分の1(1カ月)とする。