1枚150円!77歳の店主が焼く『おもひで焼』 京都で40年以上愛されるお好み焼き店と“おばちゃん”は「唯一無二の存在」「安心して過ごせる場所」

AI要約

お好み焼き店「ちっちゃなおもひで」の77歳の店主が愛され続ける理由

外国人観光客も訪れる人気のお好み焼き店

150円の「おもひで焼」が京都の思い出になる

1枚150円!77歳の店主が焼く『おもひで焼』 京都で40年以上愛されるお好み焼き店と“おばちゃん”は「唯一無二の存在」「安心して過ごせる場所」

 店主は77歳。優しくてかわいらしい“お好み焼きのおばちゃん”が焼くのが名物「おもひで焼」。その値段はなんと1枚150円!京都で44年間愛され続ける人情お好み焼き店を定点観測しました。

 7月7日、七夕の午前10時50分、店に暖簾がかけられました。開店時間は午前11時30分。だけど、この日は少し早めにオープンです。

 お好み焼き店「ちっちゃなおもひで」があるのは、学問の神様・菅原道真を祀る北野天満宮から歩いて45秒。観光客の利用も多い、バス停のすぐ横です。店主の裕子さん(77)は40年以上、「お好み焼きのおばちゃん」として親しまれています。開店してまもなく、1組目のお客さんが来ました。

 (裕子さん)「日本の人?」

 (客)「台湾!」

 (裕子さん)「シェイシェイ!台湾、メニーメニー!じゃあここマネー入れといて」

 (客)「はい、お願いします!」

 (裕子さん)「お釣り、はい!シェイシェイ!」

 最近は、北野天満宮を観光した外国人客もよく訪れるそうです。コミュニケーションも慣れたものです。

 (裕子さん)「割りばし割っといてあげるわな、チョップスティック!」

 お好み焼きは初めてという2人。そのお味は…

 (客)「おいしい!」

 「おもひで焼」が、京都のいい思い出になったらいいな。

 続いてやってきたのは…

 (裕子さん)「初めて?」

 (客)「はい、初めて」

 (裕子さん)「私、もうこれ44年してんねん、生まれてはるやろ?」

 (客)「私、京都に単身赴任中なんです、千葉から」

 (裕子さん)「単身赴任の人、よう来はるえ。よう来はるわ~」

 千葉からの単身赴任で京都に住んでいるというこのお客さん。北野天満宮へ行く途中、店の看板を偶然見つけたということです。

 (客)「あー暑い!いただきます。…おいしい!ちょっとビックリしましたよね、150円って。やっぱり暑いときこそ、素麺とか冷たいおそばだけじゃなくて、こういうもの食べないと、体力つかないと思いますよ。汗かきながら食べるの、おいしいですね。これからしょっちゅう来ますね!」