自民兵庫県連大会で末松会長「知事は正しい決断を」 斎藤知事は欠席、代理の服部副知事「信頼回復尽くす」

AI要約

兵庫県の自民党兵庫県連大会で末松信介会長が斎藤元彦知事に対して大きな、正しい決断を求める発言をし、斎藤知事は欠席した。

末松会長は斎藤知事への支援について自省を促し、県民の行政サービスが低下してはならないと表明。

服部副知事は、パワハラ疑惑を巡る混乱について謝罪し、信頼回復に努める姿勢を示した。

 自民党兵庫県連は14日、神戸市内で大会を開き、県連会長の末松信介参院議員(兵庫選挙区)が、パワハラ疑惑などが指摘される斎藤元彦知事に「大きな、正しい決断をしていただきたいと思っている」と呼びかけた。斎藤知事は2021年の就任以来、毎年この大会に出席していたが、この日は欠席し、服部洋平副知事が代理出席した。

 末松会長は、県の24年度当初予算成立後の4月に斎藤知事と面会したといい、「3年前、いろんな意見がある中、斎藤さんを支援したことをもう一度、胸に手を当てて考えてほしいと言った」と自省を促したことを紹介。「しかし、結果はこういうことになった。県職員のモチベーションや県民の行政サービスがこれ以上、低下してはならない」と苦言を呈した。

 一方、あいさつに立った服部副知事は、斎藤知事のパワハラ疑惑などを巡る文書問題で混乱が続いていることを謝罪。告発文を作成した元西播磨県民局長が亡くなったのは「同僚職員として痛恨の極み」とし、筆頭副知事の片山安孝副知事がこの問題の責任を取るとして、辞表を提出したことにも言及。「県民生活の行政サービスを滞らせるわけにはいかない。信頼回復に力を尽くしていく」と話した。(前川茂之)