高齢女性にうその電話をかけ、現金約700万円をだまし取ったか 詐欺グループの指示役とみられる男を逮捕 愛知県警
金融庁の職員などになりすまして高齢女性にうその電話をかけ、現金約700万円をだまし取った詐欺グループの指示役が逮捕された。
逮捕された男は東京の会社員で、81歳女性に入居権利をめぐる嘘の電話をかけて現金をだまし取った疑いがある。
男は詐欺グループの指示役とみられており、調査が進められている。
金融庁の職員などになりすまして高齢女性にうその電話をかけ、現金約700万円をだまし取ったとして、詐欺グループの指示役とみられる男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都の会社員・荘司大我容疑者(25)です。
警察によりますと、荘司容疑者は、去年7月、他の者と共謀し、江南市に住む81歳の女性に、うその電話をかけて現金約700万円を送らせ、だましとった疑いがもたれています。
まず、老人ホーム関係会社の社員になりすました人物が入居を勧誘の電話をかけたとみられますが、女性は断りました。
すると、金融庁職員や弁護士になりすました人物が、「入居する権利を他人に譲ったことが犯罪になる」などとうその電話をかけたということです。
さらに、電話では「金融庁に資産を凍結されないように現金を送付する必要がある」などと話したとみられています。
荘司容疑者は詐欺グループの指示役とみられていて、すでに逮捕されていた男らの供述などから、今回の容疑が浮上しました。
警察は認否を明らかにしていませんが、詐欺グループには、さらに上位の人物がいるとみて調べています。