廃棄されていたおからを猫砂に再生 工場が完成 アース・ペット社、年間30万袋を製造予定

AI要約

豆腐の生産工程で生じるおからを原材料に、ペット用品の猫砂を製造するアース・ペットの沖縄工場が完成。年間生産量は約30万袋を予定しており、製品名は「おからの猫砂 Oh! カラッさー」。工場ではおからを主原料として活用している。

おからは金秀商事とまえさとの2社から仕入れ、2400トン全量を廃棄物から再生している。工場の敷地面積は約420平方メートルで、5人の従業員が働いている。長田社長はおからの再生事業に2年の企画を費やし、新商品の開発に意欲を見せている。

製品の販売は10月予定だが、生産状況に応じて9月に前倒しする可能性もある。アース・ペットは廃棄物を活用した製品開発を進めており、環境に配慮した取り組みに注力している。

廃棄されていたおからを猫砂に再生 工場が完成 アース・ペット社、年間30万袋を製造予定

 豆腐の生産工程で生じるおからを原材料に、ペット用品の猫砂を製造するアース・ペット(東京都、長田俊之社長)の沖縄工場が11日、西原町に完成した。12日から稼働し、年間生産量は約30万袋(1袋6リットル入り)を予定している。

 製品名は「おからの猫砂 Oh! カラッさー」で価格は598円(税別)。猫用のトイレに敷いて水分を吸収させる。おからは、金秀商事とまえさとの2社から1日約9トン(乾燥後は約3トン)を仕入れる。これまで2社が年間に廃棄していた2400トン全量を受け入れる予定。工場の敷地面積は約420平方メートル、金秀商事が所有する建物を借りて改装した。工場長含め従業員は5人。

 竣工(しゅんこう)式で長田社長は「おからの再生事業に企画から2年かかった。今後も廃棄物から新しい商品を作りだしたい」と意欲を見せた。

 販売は10月予定だが、生産状況に応じて9月前倒しも見込む。

(政経部・村井規儀)