限定ラベルで飲酒運転根絶 ボトルリレー、厚岸ウイスキーで啓発

AI要約

小樽市で2014年に起きた飲酒運転によるひき逃げ事件を受けて制定された「飲酒運転根絶の日」に向けて、厚岸町内で厚岸ウイスキーを活用した啓発活動が始まった。

厚岸蒸溜所と町内の11店舗が協力し、限定ボトルをリレーしながら飲酒運転の危険性を啓発している。

この取り組みは厚岸署が企画し、夏の交通安全運動に合わせて始まり、飲酒運転を根絶する意識を広めることを目指している。

限定ラベルで飲酒運転根絶 ボトルリレー、厚岸ウイスキーで啓発

 北海道小樽市で2014年、飲酒運転の車にひき逃げされ4人が死傷した事件を受け制定された「飲酒運転根絶の日」(13日)を前に、厚岸ウイスキーを活用した啓発が11日から、厚岸町内で始まった。

 町内で厚岸ウイスキーを製造する厚岸蒸溜所(立崎勝幸所長)の協力を得て、1月に誕生した飲酒運転根絶啓発用の限定ボトル2本=写真、を町内11店舗でリレーし、来店客らに飲酒運転を「しない、させない、許さない。そして見逃さない」意識を広めることが狙い。

 この取り組みは、厚岸ウイスキーの知名度の高さを生かそうと、厚岸署(遠藤広行署長)が事件から10年の節目に合わせ初企画した。夏の交通安全運動(13~22日)の出動式を兼ね同署前でボトルリレーの開始式が行われ、立崎所長から遠藤署長に「厚岸」の文字と飲酒運転根絶の合言葉が表示されたラベルの付いたボトルが手渡された。

 立崎所長は「帰る手段を確保し楽しく飲んでほしい。酒で不幸になることはあってはならない」、同署の藤瀬和彦地域・交通課長は「ラベルを目にして飲酒運転をしないという意識を広めたい」と話した。

 ボトルリレーは8月23日まで各5、6店舗で1週間ごとにリレーされる。