米共和党大会はトランプ色鮮明「アメリカをもう一度 偉大な国に」 無党派層を意識

AI要約

アメリカの共和党全国大会が開催される前に、大会のテーマや公約が明らかになりました。

トランプ氏が大統領候補として正式に指名される見通しであり、大会のテーマはトランプ色を前面に打ち出しています。

公約には国境の壁の完成や減税の恒久化、人工妊娠中絶の規制についても述べられており、支持獲得を意識した内容となっています。

アメリカで野党・共和党の大統領候補を正式に決める全国大会が来週から始まるのを前に、大会のテーマや公約の案が明らかになりました。トランプ色を前面に打ち出す内容になっています。

 15日から18日まで中西部ウィスコンシン州で開かれる共和党の全国大会には全米から代議員が集まり、党内の候補者争いで圧倒したトランプ氏が党の大統領候補として正式に指名されます。

 今回の全国大会のテーマは、トランプ氏が勝利した2016年の大統領選挙のスローガンを踏襲して「アメリカをもう一度偉大な国に」に決定し、トランプ色を鮮明に打ち出しています。

 また、共和党の公約となる綱領案も8日に明らかになりました。

 トランプ氏が1期目で進めた「国境の壁」を完成させることやトランプ減税の恒久化などが盛り込まれています。

 有権者の関心が高い人工妊娠中絶の規制については、共和党保守派が求める全米での規制には踏み込まず各州の判断に委ねるとしていて、無党派や女性有権者の支持獲得を意識した内容となっています。