白浜のパンダ楓浜が「夢大使」 夏の交通安全運動、啓発に協力、和歌山県警

AI要約

和歌山県警が「わかやま夏の交通安全運動」を開始し、アドベンチャーワールドのパンダ「楓浜」が3年連続の「交通安全和歌山夢大使」に委嘱された。

楓浜が啓発活動に協力する委嘱式が行われ、横断歩道をプレゼントされた。パンダを使った広報活動により、交通安全意識の向上を目指す。

和歌山県内の交通事故は減少傾向にあり、県警はさらなる啓発活動を推進している。今年も交通安全を重視し、楓浜との連携に期待が寄せられている。

白浜のパンダ楓浜が「夢大使」 夏の交通安全運動、啓発に協力、和歌山県警

 「わかやま夏の交通安全運動」(11~20日)が11日、始まった。和歌山県警は同日、アドベンチャーワールド(白浜町)の雌のジャイアントパンダ「楓浜(ふうひん)」(3歳)を3年連続の「交通安全和歌山夢大使」に委嘱。交通安全啓発のポスターやキーホルダーに登場するなど広報活動に協力してもらう。任期は1年。

 同園で委嘱式があり、県警本部の津田陽三交通部長が今津孝二園長に夢大使の委嘱状を手渡した。園のパンダが啓発活動に協力するのは6年連続。

 楓浜には、竹を並べて作った横断歩道と「思いやり ゆずり合い」の文字をプレゼントした。県や県警が力を入れている、横断歩道を渡る際に手を上げ、運転手に感謝の気持ちを伝える「サイン+(プラス)サンクス運動」にちなんだ。

 津田部長は「今年も楓浜に協力してもらうことになり大変心強い。多くの方が、楓浜を通して交通安全意識を高め、全国にその輪が広がっていくことを期待している」、今津園長は「楓浜を通してさらに交通事故を減らしていってもらいたい」と話した。

 県警によると、県内で2023年中に発生した人身交通事故は1355件(前年比34件減)で、22年連続減少。死者は31人(7人増)、負傷者は1588人(61人減)だった。

 今年の人身交通事故は6月末現在、614件(前年同期比2件増)で、死者11人(1人減)、負傷者699人(18人減)となっている。