【速報】顧客情報流出元派遣社員に有罪　岡山地裁津山支部判決

AI要約

NTT西日本の子会社から大量の顧客情報が流出した事件で、元派遣社員が不正競争防止法違反で懲役3年の判決を受ける。

被告が持ち出した顧客情報は企業や自治体など69団体の928万人分で、名簿業者に売却したとされる。

被告はコールセンターのサーバーから3万2千人分の顧客情報をダウンロードして名簿業者に送信したとされる。

　NTT西日本の子会社から大量の顧客情報が流出した事件で、不正競争防止法違反（営業秘密領得、開示）罪に問われた元派遣社員の被告（64）＝兵庫県西宮市＝に岡山地裁津山支部（玉田雅義裁判官）は11日、「同じ手口を長期間繰り返し悪質」として懲役3年、執行猶予4年、罰金100万円（求刑懲役3年、罰金100万円）の判決を言い渡した。

　NTT西などによると、被告が不正に持ち出した顧客情報は企業や自治体など69団体の928万人分。複数の名簿業者に2千数百万円で売却したとみられる。

　起訴状などによると、2023年1月、保守運用を担当していたコールセンターのサーバーから山田養蜂場（岡山県鏡野町）の顧客情報約3万2千人分をダウンロードし、名簿業者にメールで送信したとされる。