「惨殺し死刑に」巨人軍選手を脅した元日本生命社員が逮捕「タレントの口座覗く銀行員も」深刻すぎるモラル低下

AI要約

元日本生命社員がプロ野球球団に業務妨害を働き逮捕された事件について報じられた。個人情報流出から球団の対策まで明らかになっており、保険会社や銀行でも同様の問題があることが指摘されている。

保険会社や銀行では顧客情報が容易に閲覧可能であり、特に有名人の情報に不正アクセスがある場合もある。このようなモラルのない行為が許されている状況が示されている。

個人情報の取り扱いについて厳格な管理が求められる中、多くの企業で未だに不正アクセスや情報流出が懸念される状況が続いている。

「惨殺し死刑に」巨人軍選手を脅した元日本生命社員が逮捕「タレントの口座覗く銀行員も」深刻すぎるモラル低下

「惨殺し死刑にします」

 7月9日、日本生命の元社員・天野里美容疑者が逮捕された。インターネット掲示板にプロ野球・球読売巨人軍の選手の個人情報をあげ、上記のような書き込みをおこない、球団の業務を妨害した疑いだ。

「天野容疑者と選手は、面識がないようです。掲示板にアップされたのは、住所などを含む顧客情報の管理用画面を撮影したもの。この投稿によって、球団は特別に選手の警備をおこなうなど、対策に追われました。威力業務妨害の疑いですが、ほかにも余罪があるようです」(週刊誌記者)

“信用”が売りの保険会社にとって致命的な事件だが、「顧客情報を覗き見するような事例はいくらでもありますよ」と語るのは、別の大手生保グループ社員だ。

「保険会社の場合、取引情報が管理画面にずらっと並びますからね。通常の生命保険の契約内容や金融商品の購入履歴など、あらゆることがわかります。正社員でなくても、契約社員や派遣社員でも閲覧できる状態です。

 ただ、アクセス履歴が残るため、社内監査などで閲覧理由を聞かれることはあります。芸能人や政治家、著名な経営者などの契約内容を覗いていると、とくに聞かれやすくなります。ただ、彼らは、金融資産を多く持っているので、“営業対象”として、どうしても閲覧が増えるのも事実です」

 さらに驚くべきことに、保険会社だけではなく銀行も、実情は同様だという。かつて、ある大手銀行に勤務していた元行員は、こう証言する。

「勤務する支店に口座を持っているお客さまの情報は、窓口から簡単に検索できるんです。口座の取引履歴も見ることができます。実際、私の同僚は、かつてジャニーズ事務所に所属していた、ある人気タレントの口座を勝手に閲覧して『40億円くらい口座残高があった』などと話していました。

 また、ある暴露系配信者が、女性タレントに多額のお金を送金していた履歴も発見し、『なんだろう』とランチで話題になったこともあります。結局、無断で閲覧したのがバレて、口頭で上司から怒られていました。でもそれだけで、とくに社内処分は下されませんでした」

 個人情報を井戸端会議のネタにする、モラルのない社員は、即刻クビにしてほしいが……。