市長と懇談 「部活動の地域移行」をテーマに 新しい分野への可能性も期待/岡山・津山市

AI要約

津山市で行われた「津山(まち)づくりミーティング」では、部活動の地域連携・地域移行に向けて意見が交わされた。

現状では少子化の影響で部活動が成り立たない状況にあり、地域移行のメリットとして子供たちの選択肢が広がり、教職員の働き方改革が提案された。

スポーツ団体や保護者からは、指導者確保や新しい分野への可能性についての意見が出され、市長も意見を尊重しつつ、地域移行に向けた取り組みを進める考えを示した。

市長と懇談 「部活動の地域移行」をテーマに 新しい分野への可能性も期待/岡山・津山市

 谷口圭三津山市長と懇談する「津山(まち)づくりミーティング」が5日、岡山県津山市山北の市役所で開かれ、「部活動の地域連携・地域移行に向けて」をテーマにスポーツや文化振興団体、保護者、教育関係者ら4人と意見を交わした。

 市スポーツ協会の髙原清隆会長、市PTA連合会の須江庸司前会長、市中学校長会の児島みどり代表、津山文化振興財団の小坂田裕造常務理事が出席した。

 部活動の現状について校長会は「少子化で人数が確保できず、部が成り立たない」と説明。地域移行のメリットには「子どもたちの選択肢が広がるし、教職員の働き方改革につながる」と強調した。

 スポーツ協会からは「指導者を確保して、いろいろな教室を土日に開催しており、そこに子どもたちに来てもらえるよう計画を立てている」と前向きな検討を進めていることを報告。このほか、保護者の立場からは送迎や費用負担への懸念の一方、学校ではできないeスポーツやダンスなど新しい分野への可能性を期待する声も上がった。

 市長は「みなさんの思いを持って進めていけば津山市は地域移行に対応していけるし、新たな取り組みもできる」と述べた。