随所に函館らしさ 6日開業「OMO5函館by星野リゾート」施設公開

AI要約

総合リゾート運営の星野リゾートが道南初進出の都市型観光ホテル「OMO 5函館」を開業。函館ならではの食や観光スポットを楽しめる施設で、朝食ビュッフェや無料周遊バスなどが用意されている。

「OMO」のコンセプトは『街ナカ』ホテルで、地域と連携した魅力発信を行い都市観光をサポート。函館は同ブランドの道内4施設目で、客室や設備は函館の魅力を取り入れている。

宿泊料金は1泊3万1000円~で、周辺の観光スポット巡る無料運行バスや自由市場ツアーなども楽しめる。函館の魅力を最大限に引き出したホテルで、地域との連携を大切にしている。

随所に函館らしさ 6日開業「OMO5函館by星野リゾート」施設公開

 総合リゾート運営の星野リゾート(長野県軽井沢町)は4日、道南初進出の都市型観光ホテルとして6日に開業する「OMO(おも)5函館by星野リゾート」(若松町、中村光一朗総支配人)の施設を報道関係者に公開した。函館ならではの食にこだわった朝食ビュッフェや観光スポットを巡る無料周遊バスの運行など函館の多彩な魅力に触れるさまざまな仕掛けが用意され、観光客の注目を集めそうだ。

 昨年8月末で営業を終了した「ホテルWBF函館 海神の湯」をリニューアルし開業。「OMO」は「テンションあがる『街ナカ』ホテル」をコンセプトに、スタッフが地域と連携した魅力発信を通じ、都市観光をサポートする同社のホテルブランド。全国17施設を展開し、函館は道内4施設目。

 1階のOMOダイニングでの朝食ビュッフェは「海鮮ファイブスターズ」と称し、北海道らしい海の幸をそろえた海鮮丼、海鮮や野菜の炙り焼き、すし、潮ラーメン、森町の「いかめし阿部商店」のいかめしの5品をライブキッチンで提供。このほか、ザンギや松前漬け、カスベの煮付けなど約60品をそろえる。

 客室は12タイプあり、スーペリアツインルーム143室、定員4人のデラックスルーム28室など計245室。室内は函館山に上るロープウェーや山頂からの夜景をイメージしたアートを施すなど、随所に函館らしさを演出している。1階大浴場の「琥珀色の湯」では源泉かけ流しの温泉が楽しめ、2階のパブリックスペース「OMOベース」には屋外テラスを設けており、湯上がりにくつろぎの時間を過ごすことができる。

 このほか、函館ベイエリアや五稜郭など主要観光スポットを巡る周遊バスを無料運行するほか、近隣のはこだて自由市場(新川町)をスタッフが案内するツアーを通年で実施し、ディープな函館の魅力を伝える。

 中村総支配人(39)はホテルのコンセプト「百二十%ハコダテ」に触れ「函館観光で期待値を上回る提案をし、120%満足いただけるホテルを目指したい。地域と連携を取りながら良さを伝え、函館の街を好きになってもらえたら」と力を込める。

 宿泊料金は1泊3万1000円~。問い合わせはOMO予約センター(050・3134・8095)へ。