浴衣着て夜店を巡る楽しさよ…鹿児島の夏の風物詩「六月灯」始まる 8月まで県内各地

AI要約

鹿児島の夏を彩る六月灯が八坂神社を皮切りに始まった。多くの夜店や家族連れで賑わい、六月灯の由来や催しについて紹介されている。

六月灯は島津光久によって始められた灯籠行事であり、家族連れが参加している様子が描かれている。新緑の季節を感じさせるイベントである。

大祓の神事を終えた宮司が、多くの人々が楽しんでいることに喜びを感じている様子が伝えられている。

浴衣着て夜店を巡る楽しさよ…鹿児島の夏の風物詩「六月灯」始まる 8月まで県内各地

 鹿児島の夏を彩る六月灯が1日、鹿児島市清水町の八坂神社を皮切りに始まった。ちょうちんの明かりに照らされた社殿前には、綿あめやヨーヨー釣りなど17軒の夜店が並び、浴衣姿の家族連れらでにぎわった。8月にかけて、県内各地で開かれる。

 六月灯は薩摩藩2代藩主の島津光久が、同市の新照院にあった「上山寺の観音堂」に多くの灯籠をともしたのが起源と伝わる。家族で初めて八坂神社を訪れた錦江台小学校1年の有村陽咲さん(6)は、果物の形をしたあめを手に「おいしいものが食べられて楽しい」とにっこり。父親の健佑さん(35)は「いよいよ夏が来ると感じる」と汗をぬぐった。

 半年のけがれをはらう大祓(おおはらえ)の神事を終えた岩切一真宮司(31)は「今年も多くの人が楽しむ様子を見られてうれしい」と話した。