若手に正しい担ぎ方 来月、祇園まつり 御厨神社の世話人会が教える 三重・松阪

AI要約

三重県松阪市本町の御厨神社で行われた「みこしの正しい担ぎ方勉強会」の様子について。若手担ぎ手や世話人が参加し、みこしの歴史や文化、安全対策などを学ぶ取り組みが紹介される。

参加者は20~40代の担ぎ手や世話人で、みこしの基本的な担ぎ方や掛け声を実践。本番への意気込みも高まっている。

若手担ぎ手たちが伝統を守りながら安全かつ楽しく祭りを盛り上げるために、御厨神社での取り組みが始まったことが紹介される。

若手に正しい担ぎ方 来月、祇園まつり 御厨神社の世話人会が教える 三重・松阪

 三重県松阪市本町の御厨神社(垣本長生宮司)の世話人会(岡田政司会長)は29日午前9時から同神社で、7月13、14の両日に市内中心部で行われる松阪祇園まつりで同神社のみこしを担ぐ〝若手〟に向けて「みこしの正しい担ぎ方勉強会」を開いた。

 若い担ぎ手や世話人が増える中、伝統を守りながら安全で楽しく祭りを盛り上げることなどを目的に初めて開催した。 

 この日は20~40代の担ぎ手約20人と世話人約20人が参加。社務所内でみこしの歴史と文化を解説したDVDを視聴。同神社のみこしは1931(昭和6)年に津市の大市神社から譲り受けた「飾りみこし」で、祇園まつりの際は拝殿に飾るためのもので、担ぐことを目的に作られていないことなどを学んだ。基本の担ぎ方と掛け声、安全対策なども確認した。

 その後、境内で学んだことを念頭に実践。世話人が見本を見せた後、担ぎ手たちが「さー打ってくれ、よいよいよい、よよいのよいのよいよいよい」との掛け声でみこしを担ぎ上げた。最後は「チョーサヤ」で締めた。

 参加した山高光緒さん(26)=久保町=は「分かりやすかったし、歴史も知れて良かった。御厨神社のみこしを見てもらえるように頑張ります」、谷口真都さん(25)=茶与町=は「どこのみこしにも負けないくらいきれいに担ぎたい」と本番への意気込みを話した。