「だいち4号」を載せて…H3ロケット3号機 きょう正午すぎ打ち上げ 機体射点へ、準備順調

AI要約

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は新型基幹ロケット「H3」の3号機を南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げる準備が順調である。

3号機は地球観測衛星「だいち4号」を搭載し、投入後は約2分で固体ロケットブースターを分離、さらに5分後に第1段エンジンを分離し、衛星を軌道に投入する予定である。

パブリックビューイングが県庁や鹿屋市など5会場で行われる。H3は実用段階に入り、2号機の成功を受けて、試験機の文字が消えた。

「だいち4号」を載せて…H3ロケット3号機 きょう正午すぎ打ち上げ 機体射点へ、準備順調

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日午後0時6分42秒に、新型基幹ロケット「H3」の3号機を南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げる。30日夜には組み立て棟にあった機体を約400メートル離れた射点まで移動させた。打ち上げ準備は順調という。

 3号機は、夜間や悪天候でも地表を観測できる地球観測衛星「だいち4号」を搭載。打ち上げ後、約2分後に二つの固体ロケットブースター、約5分後に第1段エンジンをそれぞれ分離し、約17分後に衛星を高度約600キロの軌道に投入する予定。

 県庁18階や鹿屋市のリナシティかのやなど5会場でパブリックビューイングがある。無料。

 H3はH2Aロケットの後継機。3号機から「試験機」の文字が消え、実用段階に入る。昨年3月の1号機は2段目エンジンが着火せずに失敗。模擬衛星などを載せた2号機は2月に成功した。