H3ロケット3号機の打ち上げ時刻、7月1日午後0時6分に決定 衛星「だいち4号」搭載

AI要約

7月1日に種子島宇宙センターから打ち上げられる次世代主力ロケット「H3」3号機の打ち上げ時刻が午後0時6分に決定した。

3号機は国の先進レーダー衛星「だいち4号」を搭載し、H3の重要な能力を実証する機会となる。

将来的には民間衛星打ち上げの受注拡大に向けて非常に重要な時期だ。

H3ロケット3号機の打ち上げ時刻、7月1日午後0時6分に決定 衛星「だいち4号」搭載

7月1日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられる日本の次世代主力ロケット「H3」3号機について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、打ち上げ時刻を午後0時6分に決定したと発表した。遅れが生じた場合、最大で1日午後0時19分まで延長する。打ち上げ予備期間は7月2~31日。

3号機は、防災などに役立てる国の先進レーダー衛星「だいち4号」を搭載する。初号機の打ち上げ失敗で国の先進光学衛星「だいち3号」が失われ、2号機は大型実用衛星の搭載を見送ったため、3号機が打ち上げに成功すれば、H3は重要な大型衛星を打ち上げられる能力を初めて実証することになる。将来的に目指す民間衛星打ち上げの大量受注に向けて、非常に重要な局面だ。