好意の制御が利かなくなり・・・同じタイミングでトイレや浴場も 部下にセクハラで海自隊員停職

AI要約

横須賀教育隊の男性1等海曹が部下隊員にセクシュアルハラスメントを行い、海上自衛隊が処分を下した。

男性1等海曹は部下隊員に抱きついたり、股間を触ったりするなどの行為を行い、停職6カ月の処分を受けた。

上司である男性2等海佐も処分を受け、報告を怠ったことで問題が表面化した。

好意の制御が利かなくなり・・・同じタイミングでトイレや浴場も 部下にセクハラで海自隊員停職

 部下隊員にセクシュアルハラスメント行為などをしたとして海上自衛隊は26日、横須賀教育隊の40代の男性1等海曹を停職6カ月、また1曹の当時上司だった護衛艦隊司令部の40代の男性2等海佐を停職2カ月の懲戒処分とした。

 横浜地方総監部によると、1曹は2017年4月に当時所属していた部隊の施設で部下隊員の男性に背後から抱き付いたほか、18年12月に就寝中の同隊員の股間をタオルの上から触り、精神的苦痛を与えたとしている。調査によると、意図的に同隊員と同じタイミングでトイレや浴場に向かったこともあったという。

 1曹と同隊員の上司だった2佐は同月、同隊員から被害の報告を受けたが、上級司令部への報告を怠ったとしている。

 被害を受けた同隊員が別の上司に報告したことで発覚した。調査に1曹は「以前から性的好意を持っていたが、好意の制御が利かなくなり行為に及んだ」などと供述。2佐は「処置判断を誤り規律違反を起こしただけでなく、同隊員に精神的苦痛を与えてしまった」と話している。