服部さん、今年も豪華列車で料理 ハートンツリーシェフ

AI要約

東急とJR北海道が8月から運行する豪華観光列車「THE・ROYAL・EXPRESS~北海道クルーズトレイン」で昼食を担当する料理人の1人に、丘の上のオーベルジュ「ハートンツリー」の服部大地シェフが2年連続で選ばれた。

同列車は、胆振東部地震の影響で打撃を受けた北海道観光を応援しようと、2020年から毎年運行。服部シェフは道東の食材の魅力をPRするためにさまざまな地場産食材を使った創作料理を提供する。

服部さんは昨年REDU―35で腕前を発揮し、今年も同列車で料理人を務める。地元食材の料理を提供することに意欲を示しており、鶴居や別海の食材を活かした料理を用意する予定。

服部さん、今年も豪華列車で料理 ハートンツリーシェフ

 東急とJR北海道が8月から運行する豪華観光列車「THE・ROYAL・EXPRESS~北海道クルーズトレイン」で昼食を担当する料理人の1人に、丘の上のオーベルジュ「ハートンツリー」(北海道鶴居村雪裡、服部佐知子代表取締役)の服部大地シェフ(31)が2年連続で選ばれた。今年もさまざまな地場産食材を使った創作料理を提供し、道東の食材の魅力をPRする。

 同列車は、胆振東部地震の影響で打撃を受けた北海道観光を応援しようと、2020年から毎年運行。車両は、静岡県伊豆を中心に走っている伊豆急2100系「THE・ROYAL・EXPRESS」と専用バスを使用し、札幌を起点に道東や道北を3泊4日で周遊する。

 服部さんは昨年、日本最大級の若手料理人によるコンペティション「REDU―35」で、1次審査通過者「ブロンズエッグ」の50人の1人に選ばれた腕前を持つ。同列車の料理人に初めて選ばれたときは、東急の担当者が身分を明かさずに来店し、コース料理を食べた上でスカウトされた。「緊張して心配事が多かったが、楽しかった。すてきな車内で地元食材の料理を出すのは魅力的だった」と振り返る。

 今回は、北海道クルーズトレインで4回、運行5周年を記念して8月と9月に4泊5日の行程で催行する「HOKKAIDO5thANNIVERSARYCRUISE」の2回、合わせて6回担当する。鶴居で捕獲されたエゾシカのロースト、別海町野付産ホタテのリゾット、季節の野菜のサラダなどを提供する予定だ。

 今年も大役を任された服部さんは「湿原を中心とした、道東の不思議な生態をお届けできれば。料理を通してお客さんとの対話も楽しみたい」と意気込んでいる。

 ハートンツリーでは7月末ごろまで、昨年の北海道クルーズトレインで提供した「小清水産ライ麦のタルト 野付産帆立とチーズのクリーム ニシンの卵のキャビア仕立て」を、レストランで食事する人にサービスで提供する。