7月3日「新紙幣」発行 飲食店や金融機関で新札対応の“機器導入”準備進む【岡山・香川】

AI要約

7月に発行される新紙幣についての準備と影響について報道。

飲食店や金融機関では、既に新紙幣に対応した機器を導入しているが、対応が追いついていない店舗もある。

金融機関では2024年3月まで全店で新紙幣に対応できる機材を導入する計画。

7月3日「新紙幣」発行 飲食店や金融機関で新札対応の“機器導入”準備進む【岡山・香川】

7月に発行される新紙幣についてです。飲食店や金融機関では、顧客とのトラブルが起きないよう、準備を進めています。

7月3日に発行される新紙幣はこちら。1万円札は実業家の渋沢栄一、5000円札には教育家の津田梅子。そして1000円札は「近代日本医学の父」北里柴三郎の肖像に変わります。

岡山市の中心部にあるスパゲッツ ダンディ。昼時となると多くのサラリーマンが訪れます。

(三竿雅義記者)

「この店の精算は先払い。こちらの券売機で好みのメニューを選びます。券売機をよく見てみますと、早くも新紙幣対応となっています」

少ない人数で切り盛りするために、券売機は欠かせません。すでに導入した新紙幣にも対応する券売機は、リース契約にしていますが、購入すれば100万円ほどになります。

(スパゲッツ ダンディ 長安慶忠さん)

「なるべく早く食事を提供するというのがコンセプトなので食券を買ってもらって食券だけ回収して作り手に渡す。これを人が直接支払うとなると、手間になると思う」

一方、金融機関ではATMや両替機のほか、全店の入出金額を管理する出納機、お札の数を数える紙幣計数機など2024年3月まで約2年かけて新紙幣に対応できる機材を導入しました。

(おかやま信用金庫事務統括部 小林靖典課長)

「今の紙幣も使えるので急いで(新紙幣に)変える必要もないので、通常通り使ってもらえればと思う」

今回の取材先では特に混乱は見られませんでしたが、新紙幣への対応がいまだできていない飲食店などもあるということです。