デブ菌減らしてヤセ菌倍増!?【酢キャベツ】効果的な食べ方&レシピを解説

AI要約

「酢キャベツ」のレシピや正しい食べ方について専門家が解説。キャベツを酢とオリゴ糖で漬け込むことで、食物繊維や栄養価を補い、ダイエット効果も期待できる。

酢キャベツを食べるタイミングや注意点についてもアドバイス。食前に摂取することで食べ過ぎや血糖値急上昇を抑えられるが、栄養の偏りには注意が必要。

続けることで腸内環境を整える効果も期待できるが、食物繊維の摂取量やバランスを考えながら摂取することが重要。

デブ菌減らしてヤセ菌倍増!?【酢キャベツ】効果的な食べ方&レシピを解説

「これを食べればやせる!」と、たびたびSNSをにぎわせる“酢キャベツ”。今回はレシピや正しい食べ方など、専門家に詳しく教えてもらいました!

管理栄養士

管理栄養士をはじめ、ダイエット指導士やサプリメント・ビタミンアドバイザーなどさまざまな資格を有し、テレビや雑誌といったメディア監修や講演などで活躍。健康、美容、ダイエットなどヘルシーな栄養情報の発信や、美と健康にいいおいしいレシピの考案をしている。『やせる時間に食べてみた!』(主婦の友社)ほか、著書も多数。

<材料(4~5食分)>

・キャベツ…500g(約半玉分)

・にごり酢…150ml

・オリゴ糖…大さじ1

・塩…小さじ1

<作り方>

1. キャベツを千切りする

2. 千切りしたキャベツを塩で揉む

3. にごり酢、オリゴ糖を入れてよく混ぜる

4. 1時間~半日漬け込めば完成

望月さん

普通のお酢に漬けるだけでもいいですが、より効果を期待するのであれば、やはりにごり酢を使うのがベター。さらに隠し味として、腸内環境を整えてくれるオリゴ糖をプラスしましょう。漬ける時間が長いほど栄養価が高まるわけではないので、好きなタイミングで食べてOK。キャベツのシャキシャキ感を楽しみたいのであれば漬けた直後でもかまいませんが、1時間ほど漬け込んでおくと多少しっとりしてきます。半日ぐらい漬け込むとキャベツのかさが減って、かなり食べやすくなりますよ。お酢には抗菌作用があるので、冷蔵庫に入れておけば1週間ほど日持ちします。また、漬けたお酢は、捨てずに料理に活用するのも手。味噌汁や豚汁に大さじ1杯ほど入れるのもおすすめです。

酸っぱさが苦手な人は、酢の量を少し減らしたり、リンゴ酢など酸味が抑えてあるものを活用したりしてみましょう。ただし、ダイエット目的であれば、糖分が少ない酢を選ぶのが正解です。

酢キャベツを摂るベストなタイミングは食前。ベジファーストのような感じで、食べ過ぎや血糖値の急上昇を抑えてくれます。食物繊維の摂取量としては、成人女性は1日18g以上が推奨量とされていますが、実は“理想的な摂取量”は25g以上ともいわれています。この不足分を酢キャベツで補おうと考えると、1日約340gの酢キャベツを食べる計算に。食事を3回するのであれば、1食110gほど摂ればバッチリです。また、普段どれぐらい食物繊維を摂れているかによって、腸内が整うスピードには個人差があります。体のサイクルが変わるために必要なのは1ヵ月ともいわれているので、短くても2週間、できれば1ヵ月は続けて様子を見てほしいですね。酢キャベツばかりを食べても、栄養が偏って結局はやせにくい体になるので要注意!

取材・文/橋場鈴里

Edited by 西村 美名子