冷蔵庫に入れると“劇的に甘くなる”果物がある!?「冷蔵庫に入れる」or「入れない」それぞれの果物のベストな保存方法は?

AI要約

果物の冷蔵保存と常温保存の違いについて、冷蔵庫に入れるべき果物と入れないべき果物を明確に示している。

常温では傷みやすい果物は冷蔵庫に入れるべきであり、かたい果物や追熟が必要な果物は常温で待ってから冷蔵庫に入れるべきである。

トロピカル系のフルーツは冷蔵保存に向かないため、冷やす際には注意が必要である。

冷蔵庫に入れると“劇的に甘くなる”果物がある!?「冷蔵庫に入れる」or「入れない」それぞれの果物のベストな保存方法は?

果物を買ったら、とりあえず冷蔵庫に入れてしまっていませんか?「冷蔵保存」した方がいい果物と「常温保存」した方がいい果物の違いについて調査しました。

今回のギモンは「冷蔵庫に入れる果物と入れない果物、一体何が違うのか?」について。“体を張るフルーツ研究家”に聞きました。まず、「冷蔵庫に入れたほうがいい」果物を見極めるポイントは2つあるといいます。

「常温だと傷みやすいかどうかが、ひとつ目のポイント」

冷蔵庫に入れる果物といえば、イチゴやブドウのように、果皮が薄くて果肉が柔らかいもの。これらのフルーツは、常温では傷みやすくなります。しかし、中には買ってすぐ冷蔵庫に入れてはいけない果物も。

「例えばまだかたくて、食べにくいもの。かたい桃とか、かたい柿とか、追熟が必要なものは常温で置いて、やわらかくなってから食べる。常温の方が(熟成を促す)エチレンガスがたくさん出るので追熟が早くなる。冷やすとエチレンガスが出にくくなるし呼吸も減るので」

桃や柿など買ったときに固く、追熟が必要な果物はすぐに冷蔵庫に入れず、常温で食べ頃を待ってから冷蔵庫に入れましょう。

では、逆に冷蔵庫には入れない果物には、どんなものがあるのでしょうか。

「基本的に覚えておいてほしいのは、トロピカル系のフルーツは冷やしすぎると傷みやすい。バナナは冷蔵庫にずっと置いておくと、真っ黒になる。低温障害というんですけど。トロピカル系のフルーツは冷やすのを注意したほうがいい」

暖かい気候で育つトロピカル系のフルーツは、冷蔵庫に入れると色味や風味が悪くなるため冷蔵保存には向いていないとのことでした。

もう一つ、冷蔵庫に入れたほうがいいかどうかの見極めは「冷蔵した方がおいしくなるかどうか」。街で聞き込みをした時に、冷やすとおいしくなる気がするという声がありました。しかし、おいしく感じるだけではなく、冷やすことで甘く変化する果物があるのです。

「甘くなるフルーツもあれば、そんなに変わらないフルーツもある」