スタバが満席だったので、税率8%の「持ち帰り」でドリンクを注文! 受け取り後に席が空いたけど、税率「10%」で払いなおすべき? 店内利用が可能なのか解説

AI要約

店内利用とお持ち帰りで税率が異なるカフェにおいて、スターバックスコーヒーの対応方法を紹介。

スターバックスでは、席が空いた場合は特に対応せずお持ち帰り価格を尊重。

店内利用からお持ち帰りに変更する場合は、税率差分を返金対応してもらえる。

スタバが満席だったので、税率8%の「持ち帰り」でドリンクを注文! 受け取り後に席が空いたけど、税率「10%」で払いなおすべき? 店内利用が可能なのか解説

消費税の軽減税率ができてから、カフェなどの飲食店で「お持ち帰り」と「店内利用」では税率が変わる店舗があります。

今回は、税率が低いお持ち帰り価格で購入したが、途中で店内利用に変更したくなった場合、スターバックスコーヒーではどのように対応しているかを紹介します。

数あるカフェの中でも大手チェーンであるスターバックスコーヒーは、飲食品のお持ち帰りであるTO GOは8%、店内利用であるFor Hereは10%と税率が違います。

税率が違う理由は、消費税の税率が2019年10月1日に標準税率が10%に引き上げられ、同時に軽減税率制度が導入されたからです。軽減税率制度は、低所得者への配慮を目的とし、飲食品など一部生活必需品の税率を8%に据え置いて負担を軽減するものです。

そして「飲食品」でも、店内利用は「外食」扱い、お持ち帰りの飲食物は「酒類・外食を除く飲食商品」といった区分に分けられ、税率が異なります。

ちなみに飲食店でもマクドナルドは内訳に軽減税率とあるものの、店内利用とお持ち帰り価格は同じです。このように軽減税率と店内利用の関係性は、会社によって方針が違うのが現状です。

スターバックスコーヒーで取材したところ、お持ち帰り価格で注文したが席が空いた場合どのように対応するかについて、「会計時の意思を尊重しますので特に対応しません」といった回答でした。

席が空いたり満席になったりと変動が激しい中、よっぽど悪質でない限り、客側が損にならない場合は、特に対応しないのがスターバックスの方針のようです。

どうしても気になる場合は、「満席だったためお持ち帰り価格で購入したが、途中で席が空いたので席を利用して良いか?」を確認すると誤解は生まれないでしょう。

では、店内利用から持ち帰りに変更する場合はどうでしょうか。スターバックスで店内利用の税率10%でコーヒーを購入したが、店内が満席で仕方なくお持ち帰りになったという場合は、税率8%で会計し直してもらい返金を受けることができるそうです(モバイルオーダーペイを除く)。

その場合は、改めてレジに向かい「席がないので持ち帰りにしたい。税率を8%にしてください」と伝えるとスムーズです。レジが混雑している場合は、時間がかかってしまうこともありますが、返金に対応してもらえます。購入後に席がなく、お持ち帰りにするときは伝えてみましょう。