友人でも家族でも大切にしているのは「負けられる」こと【モデルはまじのコミュニケーション術】

AI要約

浜島直子さんが友人関係や人間関係で大切にしていることについて語る。

マウントを取らない姿勢や柔軟な考え方を大切にしている。

夫の家族から学んだ“負けられる”姿勢の大切さについて述べる。

友人でも家族でも大切にしているのは「負けられる」こと【モデルはまじのコミュニケーション術】

モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。彼女がファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。今週や友人や親子など人間関係で、モデルはまじが大切にしていることを教えてもらいます。

 

最近、友人関係などで“マウント”という言葉を聞きますよね。その言葉を知ったときに、なるほど、そういう考え方もあるのか、と思いました。もちろん若い頃は「負けねぇぞ!」という勝気なところはありましたが、それはマウントというよりは、自分の成長や仕事に対するハングリー精神のようなものだったので、友人関係や日々の生活の中で、相手に対してマウントを取るという感覚はあまりありませんでした。特に30代、40代と年齢を重ねていくうちに、意識して“負けられる”ようにしました。真っ先にお腹を見せてしまった方が、自分自身がストレスを感じることが少なく、マイペースを保てると気が付いたからです。

実はこの性格は、私の元来のものではなく、夫の家族・阿部家から影響なんです。

夫も、その両親も本当に“負けっぷり”がいいんです。それがなんとも潔くて。すぐに謝るし、譲ることもできるし、変に向きになって対抗心を燃やしたりしないんです。かといって諦めているわけではなくて「なるほど、そういう考え方もあるのか」という考え。自分から引くことで、相手の気持ちもほぐれ、全体的にうまく収めるのがとても上手。

一方で浜島家は本当に不器用で“ごめんなさい”がすっと出てこない(笑)。私ももともとはそうだったんですが、夫と結婚して、阿部家とともに時間をすごすようになったら、私もだんだんと柔軟な考え方ができるようになったのか、少しずつ負けられる人になっていて、すぐに謝れるし、感謝も伝えられるようになっていました。

SNSのコメントやこの連載への感想でも「飾らなくて自然体ですね」といった言葉をいただくと、「カッコつけないでダサい私も伝わっているのかな」「負けられる自分にちゃんとなれているかな」と、恐縮しつつも嬉しく思います。