ひと手間でグッと安全に!3つの「ない」対策で地震に備えよう

AI要約

地震に備えた防災の備えの大切さとして、3つの「ない」対策を紹介。

家具や家電の転倒を防ぐために、耐震グッズを利用し、重いものを低めに配置。

食器や小物の落下を防ぐために、滑り止めや両面テープを使用し、安全性を高める。

ひと手間でグッと安全に!3つの「ない」対策で地震に備えよう

実際に被災したからこそわかる「防災の備え」の大切さとは? ひと手間でグッと安全に!3つの「ない」対策で地震に備えています。防災収納インストラクターの松永さんに、安心して暮らせる家づくりを教えてもらいました。

地震がきたときに危ないのは、家具や家電が倒れ、物が落ちること。そんな状況を想定し、3つの「ない」の対策をしておくことが大事です。

大きな家具や重い家電が倒れると、下敷きになったり、避難通路がふさがってしまう危険が。市販の耐震グッズで転倒防止をするほか、収納家具は低めの物を配置するようにして。

震度6強でテレビが倒れたことを教訓として、家電の固定を徹底。「電子レンジなども、下に振動防止のゴムやシートなどを敷いておくと安心です」。

●シェルフの底には、転倒防止板を

「リビングに置いている無印良品のシェルフには、『あんしん君』という転倒防止板を敷いています」。揺れが発生したときに、家具の重心が後ろに移り転倒しにくくなります。

吊り棚などの収納は、「扉の中にしまってあるから大丈夫」と過信しがち。大きな揺れがくると扉が簡単に開き、中身が飛び出して割れたりするので要注意です。

キッチン背面に置いている棚の上部の扉には、標準で「耐震ラッチ」が付属。「これがあったおかげで地震のときも中の物が飛び出さずにすみました。市販品で付け替えることもできるので、おすすめです」。

食器や小物が床に落ちて割れると、ケガをするリスクが大!大きな揺れがあったときでも、物が滑って動かないように、滑り止めや超強力両面テープでしっかり耐震対策を。

食器を出しっ放しにしておくのは危険。「引き出しにしまう場合は滑り止めシートを敷いて。揺れたときに引き出しが開いても、食器が動きにくく、被害を最小限にとどめられます」。

スープマグなど取っ手がある食器は、重ねづらくて不安定。「ピッタリ重なる形の物なら、安定しやすくなります」。

●かわいい雑貨も諦めたくない!底に超強力両面テープを貼って固定する

安全面を考えると、なるべく割れやすい物は飾らないのがベスト。「でも、好きな雑貨は飾りたいですよね。そんなときは、底に超強力両面テープを貼っておくと、簡単に動かなくなり、安心です」。