【台風10号】今できる備え 停電に「ポータブル電源」、窓ガラスに「養生テープ」、断水に「タンク」

AI要約

台風10号が日本列島に接近し、停電のリスクが高まっている。

防災グッズとしてポータブル電源の準備が重要であり、最新の機能を持ったものも登場している。

スマートフォンの充電や情報収集が重要であり、正しい情報へのアクセスがライフラインとなる。

【台風10号】今できる備え 停電に「ポータブル電源」、窓ガラスに「養生テープ」、断水に「タンク」

日本列島を縦断しそうな進路で近づいてきている台風10号。まだ晴れている今、準備してほしい防災グッズを、関西最大級のホームセンターで、気象予報士の片平さんと関西テレビ・秦令欧奈アナウンサーが取材した。

進路予想を大きく変えながら日本列島に接近してきた台風10号。少しずつその進路がはっきりしてきた。台風10号は27日夜、奄美地方に接近。29日以降に西日本に接近し上陸する恐れもある。

コンパクトなサイズだが、接近とともに急激に天候が変化することが予想され、近畿でも30日(金)は暴風雨になる恐れもある。

6年前の台風21号との類似点が指摘されている今回の台風。暴風が吹き荒れた際に、私たちの生活にも大きな影響を及ぼすのが「停電」だ。

記者リポート (2018年):何本もの電信柱が100メートル以上にわたりなぎ倒され、完全に道路を塞いでしまっています。

2018年も電柱が倒れる、電線が切れるなどの被害が各地でみられ、関西電力によると、最大でおよそ220万戸が停電した。

近畿地方への台風接近を前に、今しておくべき有効な備えについて、気象予報士で防災士の片平さんに聞いた。

訪れたのは大阪・松原市にある「ハンズマン松原店」。店内には、珍しい商品もいっぱいあり、その数28万点以上。西日本最大級のホームセンターだ。

秦令欧奈アナウンサー:台風のシーズンに合わせて数多くの防災対策グッズがありますが、まずは何を準備したらいいのですか?

片平敦 気象予報士:ぜひ皆さんに用意しておいてほしい、考えてほしいのが『ポータプル電源』です。

秦令欧奈アナウンサー:ポータブルというのは持ち運べる?

片平敦 気象予報士:一言でいうと、モバイルバッテリーの大きなものです。

まずは、台風による暴風などで停電した際に絶対役立つ「ポータプル電源」。充電しておけば扇風機などの家電を動かすことができる。

片平敦 気象予報士:暑い時期なので、熱中症になってしまうと、台風から命を守れても、熱中症で調子が悪くなることが心配ですからね。

気になるのは値段だが、実はここ数年、キャンプなどでの需要もあり、サイズによるが3万円前後のものも出てきている。

機能も進化していて…

片平敦 気象予報士:びっくりしたんですけど、上の方にこんな(ワイヤレス充電の)マークがあって、(スマートフォンを)置いたら充電できる。

秦令欧奈アナウンサー:ほんとだ。スマホが災害中に切れたら、情報も確認できなくなって大変ですよね。

片平敦 気象予報士:正しい情報を、正しい発信源から得るのは非常に大事なので、その時にスマートフォンは一種のライフラインの一つといえると思います。