「希望」の次は「前進」。オバマを描いたアーティストがカマラ・ハリスの大統領選ポスターを公開

AI要約

シェパード・フェアリーが16年ぶりに大統領候補のポスターを制作し、今回はカマラ・ハリスを描いた作品を発表した。

ポスターには自信に満ちたハリスの横顔と「FORWARD」(前進)のメッセージが描かれており、彼女のスローガンに合わせて前進の重要性を訴えている。

フェアリーは過去にも政治的メッセージ性の強いポスターを制作しており、今回もハリスとワルツへの支持を表明している。

「希望」の次は「前進」。オバマを描いたアーティストがカマラ・ハリスの大統領選ポスターを公開

2008年のアメリカ大統領選で、当時の民主党候補バラク・オバマのために「HOPE」と書かれたポスターを制作したことで知られるシェパード・フェアリーが、「FORWARD」のメッセージとともにカマラ・ハリスのポートレートを描いた選挙ポスターを発表した。フェアリーが大統領候補を題材に作品を発表するのは16年ぶりとなる。

このポスターには、自信に満ちた表情で微笑み、上を見つめているハリスの横顔が描かれている。そしてポスター下部には、彼女のスローガンである 「We are not going back(後戻りはしない)」を解釈した「FORWARD」(前へ)という言葉が記されている。フェアリーはハリスと副大統領候補のティム・ワルツへの支持を表明しており、自身のウェブサイトに次のような声明を載せている。

「カマラ・ハリスのスローガンは私たちが現在置かれている状況を端的に表しています。時代に取り残されないためにも、われわれは前進しなければなりません。アメリカ国民が望んでいるような暮らしはまだ実現できていないかもしれませんが、拡大する脅威や時代と逆行している政策を打ち出している政党と相対しながらも、一歩ずつ前進し続けています」

フェアリーは過去にも、ドナルド・トランプの大統領就任に抗議するポスターを3点作ったり、グリーンピースと共同で、化石燃料によって破壊された未来を選ぶか、先進国として気候変動の責任を取るかをジョー・バイデンに問うポスターを制作したりしている。フェアリーはオバマの大統領選以来、民主党への支持を公表しておらず、ヒラリー・クリントンが大統領選に臨んだときも「十分なインスピレーションが得られなかった」としてポスターを制作しなかった。(翻訳:編集部)