可愛いサイズと思ったら大間違い!スポーツ走行も楽しいGROM【165cmで足つきチェック】

AI要約

ホンダの小型ミニバイク「GROM」の最新モデルの特徴について紹介。

デザインから性能、運動性能までグロムの魅力を解説。

スポーティーな装備やハイグリップタイヤでミニバイクレースにも対応。

可愛いサイズと思ったら大間違い!スポーツ走行も楽しいGROM【165cmで足つきチェック】

12インチホイールの小さいボディながら、パワフルなミニバイク「GROM(グロム)」今回はその最新モデルの足つきやとりまわし、ディテールをチェックしてみた!

文/Webikeプラス 西田 宗一郎

ホンダのMTミニバイクといえば、モンキーやダックスといったレトロかわいいモデルに加えて、やたら厳つめのスラントしたヘッドライトの「グロム」がいる。2013年にタイでデビューした当初から、何とも言えない丸っこい変な顔(すいません)をしていたグロムだが、モデルチェンジでLED化した際、四角い2灯になり、その後現在の姿になった。つまり現行グロムは三代目だ。スタイリングはローポリゴンのように直線的で、一目でそれとわかる個性的な姿。

ホンダによれば、グロムとは「GROMMET(グロメット)」を略したもので、サーフィンやスケボーなどのエクストリームスポーツを楽しむ人を指す。このためスポーツ用のギア的な雰囲気を持っているわけだ。ちなみにグロメットにはもうひとつ「ハトメ」の意味もあるが、それとひっかけてか(?)2021年までのグロムのサイドカバーには大きなハトメがあしらわれていた。

そんなファニーな姿を裏切る、スポーティーな装備もグロムの特徴。エンジンはカブ系モデルとも共通する123ccの空冷横型OHCだが、現行モデルでは10PS/7,250rpmの出力と1.1kgf/5,500rpmのトルクを発揮。5速リターンのミッションを装備しており、高速性能もアップしている。さらにサイドカバーやヘッドライトケースのデザインが、GPマシンのようなレイヤードカウル風に変更されたのも、外見の大きなポイントだ。

足回りはインナーチューブ径φ31mmの倒立式フロントフォークに、プリロード調整が可能なモノショックとスポーツバイクらしい装備。さらにテールまでフラットなシートで様々な姿勢をとることができ、アップハンドルと相まって軽やかな運動性能を発揮できる。タンク容量は6.0リットルと小さ目ながら、大きなタンクカバーはニーグリップするだけの面積もしっかり確保。ただのストリートバイクと思ったら大間違いで、ハイグリップタイヤを装備してミニバイクレースでも活躍しているのだ。