「のどが渇くのは、暑いからでも、更年期だからでもない⁉」 大ごとになる前に「糖尿病の兆候」をつかみたいならチェックして!【ヘモグロビンA1c】

AI要約

更年期世代にとって怖い病気のひとつ、糖尿病。適切な治療を行わずに放置すると命に関わる重篤な病気の原因になる。

更年期の不調と糖尿病の違いや「ヘモグロビンA1c」について解説。エストロゲンの減少や糖尿病の初期症状についても言及。

糖尿病はインスリンの欠乏や効き目の弱まりにより血糖値が上昇する病気。1型と2型の違いや合併症のリスクについても触れられている。

「のどが渇くのは、暑いからでも、更年期だからでもない⁉」 大ごとになる前に「糖尿病の兆候」をつかみたいならチェックして!【ヘモグロビンA1c】

更年期世代にとって怖い病気のひとつ、糖尿病。

適切な治療を行わずに放置した結果、心筋梗塞、脳卒中、腎不全など、命に関わる重篤な病気の原因になる場合もあります。

今回は、更年期の不調と糖尿病の違いや、糖尿病を判断するのにとても重要な「ヘモグロビンA1c」についてもわかりやすく解説します。

A.

確かに、女性が更年期を迎えると、女性ホルモンのエストロゲンが減少し、からだにさまざまな不調が起こり始めます。

本来、エストロゲンは女性らしい丸みのあるからだを作ったり、肌つやをよくしたり、骨を形成するはたらきがあるほか、自律神経の調整にも関わっています。

エストロゲンが足りなくなると、自律神経のコントロールがうまくいかなくなり、十分な休息をとっても疲労感が続いたり、胃もたれによる食欲不振などの胃腸障害が起こったりすることも。

しかし、喉の渇きや多飲・多尿などがみられる場合は、別の病気の可能性もあります。

なかでも、血糖値が関係している場合には注意が必要です。

続いては、そんな別の原因について解説します。

A.

糖尿病は、血糖値を下げるはたらきを持つインスリンが何らかの原因で欠乏したり、効き目が弱まったりすることでブドウ糖の血中濃度が上昇する病気です。

糖尿病は、大きく分けて「1型糖尿病」と「2型糖尿病」の2つのタイプが存在します。

1型は自己免疫疾患で、生活習慣とは関係ありません。

2型は高カロリー食や運動不足などの生活習慣が関わっている病気です。

日本国内の糖尿病患者の95%は後者の2型といわれています。

糖尿病の初期症状には、だるさや疲労感、体重減少のほかに、喉の渇きや多飲・多尿などがあります。

とくに、健康診断でヘモグロビンA1cという数値が高い場合は要注意です。

適切な治療を行わないまま糖尿病を放置すると、さまざまな合併症を引き起こします。

そして、将来的には心筋梗塞、脳卒中、腎不全など、重篤な病気にかかるリスクも上昇するのです。

したがって、糖尿病は早期発見、早期治療がとても重要です。