今、最も話題のシングルストーブ「SOTOトライトレイル」は新時代の火器だ!

AI要約

2024年4月19日、SOTOから登山でも使用できる軽量かつタフなCB缶バーナー「TriTrail」が発売された。

135gの軽量設計やマイクロレギュレーターによる低温下でも高い安定性など、トライトレイルは高い性能を誇る。

CB缶の経済性や利便性も兼ね備えたトライトレイルは、登山用ストーブとして高い評価を得ている。

今、最も話題のシングルストーブ「SOTOトライトレイル」は新時代の火器だ!

2024年4月19日。日本のアウトドブランド・SOTOから衝撃のバーナー、「TriTrail(トライトレイル)』が発売されました。

カセットボンベ(CB缶)を使いつつも、登山で使用できるほど軽量。かつ、寒冷地でも使用できるタフネスさを備えたバーナーです。

“CB缶バーナーの新時代”ともいうべき魅力のモデルを、徹底的にご紹介します。

1978年創業、工業用バーナー製造会社の新富士バーナーが立ち上げたアウトドアブランド・SOTOが展開するシングルストーブが、トライトレイルです。

トライトレイルを一言でいうと、登山でも使用できるスペックのCB缶ストーブです。

CB缶ストーブの難点であった、重量や低温下での使用を改良した新世代の火器です。

難点を解決した新設計のCB缶には、OD缶と同等のガスが充填されています。本体のマイクロレギュレーターと合わせて、向かうところ敵なしのストーブとして人気が高く、「今最も話題のシングルストーブ」といっても過言ではありません。

◆登山での使用を可能にした135gの軽量設計

トライトレイルのベースとなっているモデル、SOTOのCB缶ストーブ「ST-310レギュレーターストーブ」の重量は330gですが、対するトライトレイルは135g。つまり、半分以下の軽量化が実現されています。

他ブランドの軽量モデルと比較しても圧倒的な軽量性を誇っていますので、これはトライトレイルを語る上では欠かせない特長です。

ゴトクは先代ST-310の4本から3本へ、そして素材(ゴトク部)はチタンが採用されたことで徹底的な軽量化が行われました。登山用、というコンセプトがしっかり意識されていることが分かります。

登山での使用は、ストレスになりません。実際にトライトレイルを背負って何度か山に行きましたが、重量が苦になったことは一度もありませんでした。

◆高地・低温下での使用も可能なマイクロレギュレーター搭載

SOTOの代名詞ともいえる、低温化での火力低下を防いでくれるマイクロレギュレーター。先代ST-310でも搭載されていた機能は、トライトレイルにも備わっています。

この機能と先述の軽量性が合わさることで、「登山用CB缶ストーブ」としての名を手にしています。

同機能が対応できるのはマイナス5度Cという条件なので、冬にはその性能が実感できそうです。

◆3本ゴトクでもCB缶ストーブならではの高い安定性

CB缶ストーブで3本ゴトクというデザインを初めて見たとき、度肝を抜かれました。「クッカーを置いたら倒れるのではないのか」と。

その心配は実際に使ってみて、取り越し苦労であったことが分かりました。

ソロ向けのアルミクッカー、シェラカップ、チタンカップをそれぞれ置いてみました。

どれも本体が転倒することはもちろんなく、軽い振動で中身がこぼれることもありませんでした。

なぜこんなに安定するんだ、と思い細部を見てみると、秘密はストーブ本体下部の脚。これがあることで、トライトレイルの高い安定性が保たれていました。

ひとつひとつ考え抜かれた機能美に、ただただ脱帽してしまいます。

◆利便性・経済性の高いCB缶

トライトレイルは、新開発のCB缶・CB TOUGH 125以外にもSOTOのCB缶(ST-760、ST-700)が使用可能です。

OD缶と比較して圧倒的にコストパフォーマンスが高い上、ホームセンターなどで入手できるため、利便性が高いです。

何度も言いますが、トライトレイルは登山に適したOD缶専用のストーブと同等の性能を持ちながら、CB缶の経済性・利便性を獲得しているという傑作機なのです。