高尾山のその先へ。小仏城山・景信山を繋ぐ縦走登山で山登りの醍醐味を満喫
高尾山から小仏城山・景信山まで縦走するおすすめコースを紹介。
初めての縦走登山に適しているコースであり、静かな山登りを楽しめる。
装備や注意点を把握した上で楽しめる初心者向けのコース。
老若男女、1年を通して人気の山、高尾山。多くの人で賑わう山頂のその先には、山の醍醐味である縦走登山を味わうことができるおすすめのコースがあります。
今回は、高尾山から小仏城山・景信山までを縦走するコースをご紹介します。
登山が初めての人から経験のある方まで沢山の人が訪れる高尾山ですが、その先には高尾山に勝るとも劣らない魅力的な山々があります。
山と山を尾根で繋いで歩く方法を「縦走登山」と呼びますが、高尾山から次の山へと歩いていくコースは、初めての縦走登山におすすめです。
縦走登山は次の山頂が見えることへの期待、麓とは異なる空気感、変わる植生など、ならではの楽しみがあります。
高尾山から小仏城山で登山者が減り、本格的なハイカーが歩くコースへと変わります。
小仏城山を過ぎればさらに人は絞られ、山登りらしい静かな縦走登山を味わえます。
下山して帰路につけば、高尾山登山だけでは体験できない心地よい疲労感と、疲れたはずなのにまた山に行きたくなってしまう静かな高揚感に浸れます。
筆者自身、登山を始めた当初はよく高尾山・小仏城山・景信山の縦走をしていました。あの頃の経験が今に繋がっている思い出深いコースであり、たまにふと歩きたくなり足を運んでいます。
◆今回のコース
今回ご紹介するのは、高尾山口駅をスタートして稲荷山コースを登り、高尾山に登頂。
その後縦走路を歩いて小仏城山に到着し、次の景信山まで一旦標高を下げて小仏峠まで降り、登り返して景信山まで向かいます。
景信山に登頂後は小仏バス停まで降りてゴールとなります。
◆コースの難易度
コースは道迷いの心配が少ない明瞭な登山道が続いているため、地図や登山靴といった装備があり、かつ高尾山までの登山を経験されている方なら問題なく歩き通すことができます。
危険な場所はありませんが、急な階段や雨の後は滑りやすかったりと、転倒などで怪我の恐れがあるポイントが幾つかあるので、山に登り慣れていない方は慎重に降りると良いです。
◆登山の装備
レインウェア・登山靴・バックパック・地図・コンパス・ライトなどの登山の基本装備が必要です。
初心者向きの登山コースですが、雨が降れば平地とは異なる山の世界であり、行動開始が遅れれば日が落ちての下山も予想されます。
こうしたトラブルに対処するためにも、登山に必要な基本装備は揃えて歩きましょう。