45歳独身、年収400万円です。サマージャンボで「1億円」当てたら、もう働く必要はありませんか? 豪遊しなければ、問題なく暮らせるでしょうか?

AI要約

夏の恒例イベントであるサマージャンボ宝くじに当選した場合、1億円以上の当せん金額を受け取ることができるが、一生暮らすためにはどれくらいの資金が必要かについて解説。

全国の単身世帯の平均的な支出を参考に、月額16万8000円の生活費がかかると仮定して、生涯の支出を計算。

厚生労働省の生命表を元に、45歳の平均余命と国民年金の保険料を考慮して、45歳以降の生活費を具体的に算出。

45歳独身、年収400万円です。サマージャンボで「1億円」当てたら、もう働く必要はありませんか? 豪遊しなければ、問題なく暮らせるでしょうか?

毎年夏恒例のサマージャンボ宝くじ。「もしも高額当選したら……」と夢を思い浮かべたことがある人は多いでしょう。

例えば、45歳独身で年収400万円の人が1億円の宝くじに当選した場合、生涯働かずに暮らせるのでしょうか?本記事で解説します。

8月8日まで全国各地の宝くじ売り場などで販売された2024年のサマージャンボ宝くじは、1等当せん金額が5億円、前後賞と合わせると7億円にもなります。

宝くじは、家族や友人と分配したり相続したりしない限りは非課税なので、当せん金額をそのまま受け取ることが可能です。

1億円以上の当せん金は全部で72本ありますが、もしも宝くじで1億円が当たった場合、当せん金だけで一生暮らしていけるのでしょうか?

生活費は人それぞれですが、総務省統計局のデータを参考に生涯の生活費について計算していきましょう。全国の単身世帯の平均的な支出は月額で約16万8000円です。なお、このデータは平均であり、住居費は約2万4000円と計算されていますが、賃貸住宅だとこれよりもかなりかかる場合もあるでしょう。

今回は全体の平均として月額16万8000円の生活費がかかると考え、亡くなるまでいくら生活に必要かを算出します。

厚生労働省の令和5年簡易生命表によると、45歳の平均余命は男性37年、女性43年です。仮に今後43年間生きて、毎月16万8000円支出したとすると、45歳から亡くなるまでの生活費は次のとおりです。

・16万8000円×12ヶ月×43年=約8669万円

また、45歳以降働かない場合でも、国民年金には60歳まで加入しなければなりません。国民年金の保険料は月額で約1万7000円(2024年度)なので、45歳から60歳までの15年間の合計で支払う保険料は次のとおりです。

・1万7000円×12ヶ月×15年=306万円

45歳以降の生涯の生活費と、60歳までの国民年金保険料を合わせると、約8975万円が45歳以降の支出の概算金額です。