じつは冷凍できる!「きゅうり」冷凍保存のコツと調理のポイント

AI要約

きゅうりは水分が多いため、冷凍保存ができるという意外な事実。

下処理が特別な必要がなく、冷凍したきゅうりは塩もみしたような食感に。

冷凍保存すれば食材のムダを減らし、塩分を控えることもできる。

じつは冷凍できる!「きゅうり」冷凍保存のコツと調理のポイント

きゅうりは、水分が多く冷凍には不向きなイメージがありますが、ポイントをおさえておけば、意外にも冷凍できるのだそう。今回は、きゅうりの冷凍保存のコツと調理するときのポイントを、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。

旬のきゅうりは価格も手ごろで、夏の食卓には欠かせない野菜です。ですが、傷みやすく使いきれずにダメにしてしまうこともありますよね。また、家庭菜園でも手軽に育てられますが、消費が追いつかずに困っているかたも多いのではないでしょうか。

じつは、きゅうりは冷凍保存ができるのです。水分が多いことで知られるきゅうりは冷凍には向かないと思っているかたも多いと思いますが、特別な下処理をする必要もなく、そのまま冷凍してしまってOK。冷凍したきゅうりは塩もみしたような食感に。料理での使い方も合わせてご紹介していきます。

(1) 水洗いして、キッチンペーパなどで水を拭きとる。

(2) 1本ずつラップで包む。

(3) ジッパーつき保存袋に入れて、冷凍保存する。

冷凍したきゅうりは、凍ったままだと硬くて切りにくいため、5分ほど常温において半解凍にしておきます。すると、包丁でサクサク切れるように。完全に解凍してしまうと切りにくくなるので、半解凍で切るのがポイントです。

冷凍したきゅうりは塩もみしたような食感になるので、スライスしたら合わせ酢をかけるだけで酢のものに。切ってかけるだけの2ステップで1品が完成するのです。きゅうりから水分が出てくるので、かるく絞るか、合わせ酢を濃いめにしておくとちょうどいい仕上がりになります。ほかにも、塩もみして使うポテトサラダなどにも使うことができますよ。

生のシャキシャキを楽しむサラダなどには向きませんが、冷凍で保存期間が長くなるだけでなく、塩もみ工程まで不要になるのは便利ですよね。塩分を控えられるのもうれしいポイントです。

冷凍保存ができればお買い得な大袋を買ったときや、家庭菜園でたくさん収穫できたときなどにも、冷凍保存を知っていればムダにしてしまうことも減りますよね。冷凍したものは、塩もみしたような食感になるので、塩もみしてから使う料理にはそのまま使えて便利なこともおすすめです。手間が省けるのはもちろんのこと、塩分も控えることができます。

傷みやすいきゅうりは、冷凍保存も活用しておいしく食べましょう。

■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。

編集/サンキュ!編集部

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