自宅のリビングの電球を“LED”に変えようと思います。LED電球は「10年」持つと聞きましたが本当ですか?

AI要約

LED電球は、一般的な電球に比べて寿命が長く、節約に効果的といわれています。

消費電力も少なく、環境にもやさしいLED電球の特徴や節約効果について詳しく紹介しています。

LED電球と一般電球の消費電力や寿命、電気代の比較を通じて、LED電球がどれだけ経済的であるかを検証しています。

結果からは、LED電球の方が長寿命であり、電気代も大幅に節約できることが分かりました。

自宅のリビングの電球を“LED”に変えようと思います。LED電球は「10年」持つと聞きましたが本当ですか?

LED電球は、一般的な電球に比べて寿命が長いため、節約に効果的といわれています。

リビングは電気をつける機会も多く、電球が頻繁に切れると交換する手間やコストがかかります。LED電球は10年持つといわれていますが、実際にどれくらい節約できるのか気になる方もいるでしょう。

この記事では、一般電球とLED電球の電気代を比較しています。さらに、LED電球の特徴や寿命、年間どれくらいの節約が期待できるのかについてもまとめました。

LED電球は、白熱電球や蛍光灯などの一般電球に比べて、消費電力が小さいとの特徴があります。そのため、毎月の電気代を安くおさえられるでしょう。実際に環境省によると、一般電球よりも85%ほど消費電力をおさえられるとのデータが出ているのです。

ほかにも、一般電球と比較して以下の特徴があります。

・寿命が長い

・スイッチのオンオフに強い

・すぐに明るくなる

・虫が寄りにくい

・熱くなりにくい

・水銀を含んでおらず環境にやさしい

同じく環境省によれば、ランプ寿命は、一般電球と比べて約40倍長持ちし、約4万時間使用できるとのことです。一般電球が約1000時間なので、その分交換の手間を減らせるでしょう。

次は、一般電球とLED電球それぞれにかかる電気代を見てみましょう。

各電球の消費電力と1日6時間使用した際の電気代を表1にまとめました。なお電気代単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会による目安、31円/キロワットアワーを使用しています。

表1

※筆者作成

毎日6時間使用した場合、年間の電気代は約3000円の差が生じます。リビングの電球の数が2つであれば年間にかかる電気代は2倍となり、差額は6000円ほどです。

1日当たりの差額は数円~数十円でも、長い目で見ると電気代は大きな差になるでしょう。

LED電球は白熱電球よりも寿命が長いため、交換頻度が少なくて済みます。ただし商品価格が高くなるため、結局どちらのコスパがよいのか疑問をお持ちの方もいるでしょう。

そこで、白熱電球とLED電球の費用と交換頻度を比較し、表2にまとめました。

表2