新宿の夏にケチャのリズムが響く!芸能山城組創流五十周年記念「ケチャまつり」開催

AI要約

新宿区西新宿の新宿三井ビルディング55HIROBAで開催中の「芸能山城組創流五十周年記念 ケチャまつり」について紹介。

バリ島で誕生したケチャの歴史や特徴、芸能山城組がプリアタン村で習得した演目について述べられている。

「ケチャ」の内容や展開について詳しく説明されており、最終日のスケジュールも記載されている。

新宿の夏にケチャのリズムが響く!芸能山城組創流五十周年記念「ケチャまつり」開催

 新宿区西新宿の新宿三井ビルディング55HIROBAにて「芸能山城組創流五十周年記念 ケチャまつり」が開催されている。

 ケチャは1933年、インドネシアのバリ島で誕生した。バリ島に伝わる呪術的習俗サンヤンとインドの古代抒情詩ラーマーヤナ物語をかけ合わせ、当時のバリ島の島民とヨーロッパから渡ってきた芸術家たちが共同で作り上げた舞踊と言われている。バリ島ではそれぞれの村ごとにアレンジが加えられ、さまざまなバージョンのケチャが見られるといい、芸能山城組ではプリアタン村でケチャのやり方を習得している。

 ケチャでは “猿の軍勢” と呼ばれる合唱団が登場し、4人ひと組でリズムのパターンを作って口々に「チャッチャッチャッチャッ」という音を発し、それらが組み合わさることで独特の「チャカチャカチャカチャカ」というリズムが生まれる。

“猿の軍勢” の合唱が続いた後にプポと呼ばれる歌いや語りが入り、きらびやかな衣装を身につけた踊り手が登場。さらわれたシータ姫を救うために、ラーマ王子と弟のラクサマナ王子がラバナ王の軍勢と戦うというラーマーヤナ物語を展開。ラーマ王子の軍勢には猿の勇者アンマンや神の鳥ガルーダ、猿の王スグリワなど動物の姿をした神々が味方し、ラバナ王は強力な力を持つ息子メガナダとタッグを組んで戦う。

 最終日の4日は14時頃から演目を開始。「ケチャ」は19時頃からを予定している。入場無料、小雨決行。