【大学受験】総合型選抜、100日あれば合格できる? 専門塾が教える「戦略」とは

AI要約

大学入試において総合型選抜や学校推薦型選抜での合格が増加している状況について解説。

短期間でも正しい戦略次第で総合型選抜の合格が可能であることを示唆。

入試戦略の立て方や得意分野を生かす方法などについて説明。

【大学受験】総合型選抜、100日あれば合格できる? 専門塾が教える「戦略」とは

最近の大学入試では、一般選抜よりも総合型選抜や学校推薦型選抜で合格するケースが増えています。「総合型選抜(AO入試)って、一芸入試みたいなものでしょう?」などと考えているとしたら、それはちょっと古い思い込みです。総合型選抜とはどんなものなのか、そして準備期間が短くても間に合うものなのか、解説します。

総合型選抜と公募推薦に特化した塾、ホワイトアカデミー高等部で講師を務める竹内健登さんに聞きました。ずばり、100日間で総合型選抜の合格を勝ち取ることはできるでしょうか。

「結論から言えば、正しい戦略があれば、100日間で間に合います。もちろん多くの条件がありますが、短期間での挑戦は十分に可能です」

ホワイトアカデミー高等部では、高校3年の6~8月にかけて入塾する生徒も多く、多くの親子が同じように「まだ間に合いますか」と尋ねるそうです。

「この時期に駆け込んでくる人の半数は、適切に対策すれば合格できるポテンシャルのある人たちです。事前に大学の資料などを読み込んでいて、子どものレベルも理解したうえで来るからです。一方、残りの半分は、そのままではちょっと難しいという人たちです。しかし、このうちのさらに半分は、戦略的な取り組みが実れば合格できます」

では、「戦略」はどのように立てればいいのでしょうか。そこには2つのポイントがあると竹内さんは言います。その1つ目は「行きたい大学・学びたい学問」ではなく、自分の得意分野やこれまでに積み重ねてきた実績を評価する入試を選ぶことです。

「例えば、慶應義塾大学文学部の自主応募推薦入試は、現代文が試験の大きな比重を占めます。そのため、現代文が苦手な子よりも得意な子のほうが勝率が高いわけです。ほかにも、国際系学部は選考に占める英語力の比重が大きいですし、理工系であれば理数系科目試験の比重が大きいです。また、理工系は工作・実験経験も高く評価します」