国立地方難関大 人気ランキング2024…受験者数・倍率・辞退率

AI要約

2024年度大学入試の結果を振り返ると、志願者数が最も多かったのは千葉大学で、入学辞退率が最も低かったのは岡山大学だった。国公立大入試の志願者数は前年並みで、難関大学や地域拠点大学も前年を上回る人気を見せた。

9大学の中で、千葉大学が志願者数、受験者数ともにトップで、実質倍率も最も高かった。一方、入学辞退率は岡山大学が最も低く、募集人数を基準に算出された。

それぞれの順位や数字を示し、各大学の受験状況や競争率を整理した結果、大学入試の様子が明らかになった。

国立地方難関大 人気ランキング2024…受験者数・倍率・辞退率

 2024年度大学入試の入試結果を振り返り、国立地方難関大学の受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。志願者数がもっとも多かったのは千葉大学で、入学辞退率がもっとも低かったのは岡山大学となった。

 河合塾によると、国公立大入試の中心である前期日程の志願者数は前年比100%、後期日程で同100%、中期日程でも同98%といずれも前年並みとなった。難関大学、準難関・地域拠点大の志願者はともに前年比101%と堅調に志願者を集めた。共通テストの平均点がアップしたため、強気に難関大に出願をしたようすがうかがえるという。

 リセマムでは、「5S大学」と大学群の略称で呼ばれる埼玉大学、信州大学、静岡大学、滋賀大学、新潟大学と、「金岡千広」と呼ばれる金沢大学、岡山大学、千葉大学、広島大学の9大学をピックアップし、受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。各数値は代々木ゼミナールがWebサイトで公開している「2024年度入試結果」を参考にした。

 9大学のうち、志願者数がもっとも多かったのは千葉大学1万1,483人、ついで信州大学7,298人、静岡大学7,264人、広島大学7,044人、埼玉大学6,681人と続いた。

 受験者数がもっとも多かったのも千葉大学で8,711人。ついで広島大学5,220人、岡山大学4,997人、信州大学4,991人、新潟大学4,926人、静岡大学4,588人。

 実質倍率は、千葉大学がもっとも高く3.395倍、ついで滋賀大学2.791倍、埼玉大学2.445倍、信州大学2.244倍、岡山大学2.125倍となった。

 入学辞退率は、岡山大学6.9%がもっとも低く、ついで金沢大学7.1%、広島大学7.5%、千葉大学9.7%、新潟大学9.8%の順に低かった。なお、入学辞退率は、募集人数を入学者とみなして算出した。

 各項目での順位は以下のとおり。◆志願者数トップ91位 千葉大学2位 信州大学3位 静岡大学4位 広島大学5位 埼玉大学6位 新潟大学7位 岡山大学8位 滋賀大学9位 金沢大学