もの忘れが増えた65歳女性 認知症の一歩手前と診断され…「どうなる?これから」
介護の現場で出会った人から「幸せになる方法」を教わった、と語る介護福祉士でイラストレーターの高橋恵子さん。今度はあなたに、イラストと言葉でメッセージを届けます。
介護サービスを利用されたことがある人ならば、
『地域包括支援センター』というと、
「なじみの安心の場所」とイメージされる方も多いのではないでしょうか?
ただ、介護サービスを利用したことがない人の多くは、
「耳慣れない、入りづらい場所」と思われるかもしれません。
地域包括支援センターとは、どこの自治体にも必ずある、
高齢者やそのご家族のための、地域の相談窓口です。
主任ケアマネジャー・社会福祉士・保健師などがチームをつくって、
高齢者やそのご家族からの相談を、無料で気軽に受けてくれます。
「MCIと診断されて、これからの暮らしが不安」
「介護サービスは、どうやったら使えるの?」など、
ご自身の悩みはもちろん、
「ひとりで住む母が、悪質なセールスにあっているかもしれない。どうしたらいい?」など、
ご家族の心配事にも、対応をしてくれます。
ただ利用する場合は、高齢者ご本人が住む地域ごとに担当のセンターが分かれているので、注意が必要です。
いつもの町に目をこらせばきっと、
不安を安心に変えてくれるその場所は、すぐに見つかるはずです。
《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》