夏休みの宿題は800円で一丁上がり…ダメ親たちが食いつく「読書感想文ビジネス」のなんとも言えない不快度。

AI要約

夏休みの宿題である読書感想文に関する問題やAI活用のガイドラインについて考察されている。

生成AIを利用した課題応募に対する留意点や関連する取り組みが文部科学省から提言されている。

AI技術を活用する中で、個人情報収集の問題や国ごとの対応の違いなどが混在しており、日本でも議論が進んでいる。

夏休みの宿題は800円で一丁上がり…ダメ親たちが食いつく「読書感想文ビジネス」のなんとも言えない不快度。

今まさに、「読書感想文」で頭を悩ませている学生たちや、その保護者達が多いことだろう。そしてまた、教育業界も、この長く続いた伝統ある夏休みの宿題に揺れている。

1995年に、読書活動の振興等を目的に始まって取り組みもまた、急激な世の中の変化に対応すべき時が来ているのだろうか。

文部科学省の初等中等教育局長名で、都道府県教育委員会や指定都市教育委員会の教育長等宛に「「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」の作成について(通知)」(5文科初第758号)が発出されたのは今年の7月4日だ。

「チャットGPT」など人工知能(AI)を使った対話型ソフトについて、学習にもさまざまな影響が懸念されるとしていたが、明らかにこの時期に発出したのは、「長期休業中の課題等について(文章作成に関わるもの)」に部分を強調するためだろう。

その部分には、読書感想文や日記、レポート等に関して、教員が生徒に対して、外部のコンクールへの応募を推奨したり課題として課したりする場合の留意点が述べられており、

留意事項の一つとして、⽣成AIによる⽣成物をそのまま応募・提出することは評価基準や応募規約によっては不適切⼜は不正な⾏為に当たる上に、「活動を通じた学びが得られず、⾃分のためにならないこと等について⼗分に指導する」とされている。

また、レポートなどの課題を出す際には、書き上げたレポートなどを評価する視点を予め示すことや、口頭発表の機会を設けて内容が自分のものになっているか確認できるようにすること、といった事項も挙げられていた。

昨年11月に突如として無料公開が始まったアメリカのベンチャー企業「オープンAI」が開発したチャットGPTに、様々な業界が揺れているのは周知の事実だ。

対話型で質問に回答してくれるチャットGPTは、人間の考えた質問に対して、自然な文章で答えてくれる上に無料なので、急速に活用が広がっている。

一方、膨大な個人情報を違法に収集している疑いがあるなどとして、チャットGPTを一時的に使用禁止にすると決めたイタリアのような国もある。

世界的に警戒感が高まり、様々な業界の意見も入り乱れているが、日本は今のところ禁止するつもりはないらしい。