ABCテレビが謝罪 記者が警察関連の取材資料を一時紛失

AI要約

大阪・朝日放送テレビ(ABC)は24日、記者が個人情報を含む資料を遺失した事案を公表。

遺失したファイルには県警広報資料や取材関連の情報が含まれていた。

ABCは個人情報漏えいは起きていないと説明し、信頼回復に努める姿勢を示した。

ABCテレビが謝罪 記者が警察関連の取材資料を一時紛失

 大阪・朝日放送テレビ(ABC)は24日、同局報道部の記者が個人情報が含まれた資料などを遺失する事案があったと公表した。

 それによると、神戸支局の記者が今月12日、取材を終えて姫路市内の商業施設の個室トイレで資料の入ったファイルケースを置き忘れた。ファイルケースは遺失物として姫路警察署へ届けられ、18日に電話連絡が入った。その時点で出向くことができず、22日に姫路署で受け取った。

 ファイルに含まれていた個人情報は「兵庫県警察各署からの広報資料4件」「遺失当日の取材先からのリリースと取材申込書および予定稿」「別件のネット記事コピー」「別件の取材メモ」「別件の過去原稿」だとした。

 県警本部広報課などに謝罪。また、経緯を踏まえて「個人情報の漏えいは起きていないものと考えております」と説明した。

 その上で、同局は「本事案は、取材活動の過程で知り得た重要な個人情報を軽んじた行為であり、許されるものではありません。職務に対する意識の低さを猛省すると同時に、以後このようなことがないよう管理体制をより一層強化し信頼回復に努めてまいります」とコメントした。