ワイン、自家製総菜…パリ五輪観戦のお供にフレンチを 小売り各社がフランスフェア開催

AI要約

小売り各社がフランスをテーマにしたフェアを開催し、五輪のテレビ観戦のお供にフランスのワインや料理を楽しめる。

イオンではフランス産の食品やワイン、料理などが豊富に展開され、在日フランス大使館の後援も受けている。

成城石井もフランスフェアを開催し、直輸入のチーズやワイン、フレンチ風料理などを提供している。

五輪のテレビ観戦のお供にフランスのワインや料理はいかが-。パリ五輪の開幕日を迎えた26日、小売り各社がフランスをテーマにしたフェアを始めた。イオンは全国のグループ計約7300店で、食品を中心に幅広い商品を販売。成城石井(横浜市)はフランスにちなんだ自家製総菜などを展開する。同日以降も各地で催し物が予定され、円安で海外旅行が〝高嶺の花〟となる中、気軽にフランス気分を味わいたいとのニーズに応える。

■大使館も応援

店内の装飾がフランス一色となり、同国発の名曲が流れる「イオンレイクタウン」(埼玉)のフランスフェア会場。国内初登場ブランドのスープをはじめ、同国で人気のチーズ、バターなど、フランス産の食品が所狭しと並ぶ。ワインや郷土料理なども豊富だ。

フェア会場以外に通常の食品売り場にも、直輸入されたオマールエビのほか、ムール貝など品ぞろえは多彩。合鴨のデミグラスソースなど具材や味付けが現地風にアレンジされた「パリおにぎり」も注目だ。

今回のフェアは30日まで開催。在日フランス大使館の後援を受け、同社としても過去最大の規模となる。報道陣の取材に応じたイオンの土谷美津子副社長は、円安の中でも抑えた価格設定であることを強調。パリ五輪との相乗効果を問われると、「(フランスの食品を)食べて飲みながら五輪の応援をしてもらえたら」と語った。

■円安でも国内でフランス気分を

スーパーの成城石井は8月31日まで全店舗と直営のワインバーなどでフランスフェアを開催する。

フランスから直輸入したチーズやワインのほか、総菜、パン、デザートなど新商品27品を含む最大90品を展開。自宅で再現しやすい簡単レシピのフレンチ風料理と、それぞれに相性の良いワインも提案している。

担当者によると、濃厚なエビのビスクスープにバターライスを合わせた自家製のビスク風リゾットがおすすめで、夏でもおいしく食べられるようトマトの酸味をプラスしたという。担当者は「円安の影響で気軽に海外旅行ができない中、手軽にフランス気分を楽しんでほしい」と話している。

■仏デザイナーが手掛けた商品も