野球選手顔負け!?狙い澄ましたホッキョクグマの剛速球 ピッチングに秘められた意外な豆知識【激かわアニマル奇跡の瞬間】
熊元県の熊本市動植物園で暮らすホッキョクグマのマルルが、野球選手顔負けのピッチングを披露。
マルルは好奇心旺盛で活発な性格の11歳のメスのホッキョクグマで、おもちゃの浮き球で遊ぶ姿が可愛らしい。
エサを入れた玉に投げて落とし、食べるピッチングは、野生動物の捕食行動を参考にしている。
熊元県にある熊本市動植物園で暮らすホッキョクグマのマルル。
上空に浮かぶ的を目がけて、野球選手顔負けのピッチングを見せる様子が公開されました。
熊本市動植物園で暮らす「マルル」は、11歳のメスのホッキョクグマ。
好奇心旺盛で活発な性格だといいます。
雪の上で寝転んだり、泳いだりかわいらしい姿を見せるマルルがよく遊んでいるおもちゃがこちらの「浮き球」。
この「浮き球」を使って、野球選手顔負けのピッチングを見せるマルルの様子が公開されました。
上空に吊り下げられた「オレンジ色の玉」を見上げるマルル。
狙いを合わせたマルルは手に持った「浮き球」を構え…
上へ目がけて思いっきり投げ込みます!
剛速球も…惜しい!1投目はわずかに外れてしまいましたが、戻ってきた「浮き球」をすぐさま拾うマルル。
ポジションについて再び狙いを定めます。
なぜこの上空から吊り下げられた「オレンジの玉」にマルルが興味を示すのかというと、実は玉の中にはエサのサバが入っているんです。
そして、2投目を…投げたっ!!
見事オレンジの玉にヒットし、大きくスイングします。
そのまま玉の中に入っていたサバが落下!
おいしそうに手に入れたサバを食べるマルルでした。
なぜマルルはこんなにもピッチングが上手いのか…実は、野生のホッキョクグマは、自分より大きいセイウチに氷の塊を投げて捕食するという行動を取るそう。
熊本市動植物園ではこの自然界の行動を参考に、2021年頃から、エサを玉の中に入れてマルルに浮き球を投げさせるようにし始めたということです。
「もともと野生動物が持っている能力であるということを来園者にも知ってほしかった」という飼育係の方の思いで投稿されたこのマルルの賢くて力強い様子に「ブラボー」「絶対に私より上手に投げて当てて落とす」などコントロールの良さを称賛するコメントが多く寄せられました。