30秒の「冷水シャワー」で集中力が高まる!“コールドシャワー”の意外なメリットや1週間、実践してみた結果をレポート

AI要約

冷たいシャワーの利点について解説。コールドシャワーは健康やメンタルヘルスにプラスの影響を及ぼす。

冷たいシャワーを浴びることで、注意力が高まり、肌の状態が改善され、腫れや炎症が軽減される。

さまざまな皮膚トラブルや疾患にも効果的で、アレルギー性皮膚炎や痒みを和らげる。

30秒の「冷水シャワー」で集中力が高まる!“コールドシャワー”の意外なメリットや1週間、実践してみた結果をレポート

朝一で凍えるほど冷たいシャワーを浴びるのは、正直言って気が引ける。でも、それが健康のためになると言われたら? 

実際のところ、冷たいシャワーを浴びる利点は想像以上に多くあるみたい。そこで今回は、コールドシャワー(冷水シャワー)のメリットや一週間実践してみた効果をお届け!

コールドシャワーは、筋肉痛の治療として、スポーツ療法士やアスリートの間で長年活用されている。冷水を浴びることで、体重や肌に改善がみられるだけでなく、メンタルヘルスの向上にも役立つことが科学的に実証されている。

医学雑誌『Medical Hypotheses』に掲載された研究によると、冷水シャワーは、うつ病の治療にも効果があるそう。朝に冷水シャワーを浴びると、1日の生産性が向上する。朝一で課題に取り組むことが、その日のあなたを成功へと導いてくれる。

では、冷たい水でシャワーを浴びることにどんなメリットがあるのだろう。

これは本当。朝一で冷たいシャワーを浴びると、目が覚めてエネルギーが湧いてくる。「冷たい刺激に対処しようと体が一時的にエピネフリンの分泌量を増やすので、注意力が高まります」とタイテルバウム医師。2022年に行われた実験でも、体を冷水に5分浸けた被験者は注意力と意欲、活発な気分の向上を実感している。

米マウントサイナイ医療センターの皮膚科で美容整形・臨床研究ディレクターを務めるジョシュア・ツァイヒナー医学博士によると、冷水には肌を落ち着かせる作用がある。

具体的には「血管を収縮させて、肌の赤みと腫れぼったさを抑えてくれる」そうなので、酒さのような発赤性の疾患や、湿疹や乾癬のような炎症性の疾患にはとくに有効。

「冷たい刺激は腫れや炎症、発赤を軽減するため、冷水シャワーは肌トラブルの改善に役立つと言われています」と説明するのは、皮膚科専門医のマリサ・K・ガーシック医学博士。「皮膚の発赤は血管が拡張することで生じます。

逆に皮膚が冷水にさらされて血管が収縮すれば、発赤が軽減するというわけです」皮膚の血管の収縮によって腫れや炎症が軽減し、乾燥肌の痒みが治まることも。

米ワイルコーネル医科大学の皮膚科学臨床助教授で皮膚科専門医のブレンダン・キャンプ医学博士によると、冷水シャワーは、アレルギー性接触皮膚炎、じんましん、日焼け、湿疹といった一部の疾患に伴う痒みも和らげる。冷たい水なら熱い水ほど肌(と髪!)を乾燥させて、自然な油分を剥ぎ取る可能性も低いそう。