目の大きさや左右差の原因は? 顔の歪みチェックと自力で改善!セルフケア法【前編】

AI要約

大人女性の心と体の不調を改善するリンパケアを教える連載の第12回。今回は頭の骨にアプローチして、頭も顔もスッキリさせるケアを解説。

蝶形骨の歪みが顔のたるみや歪みの原因になること、マスクや耳への負担、睡眠姿勢が蝶形骨の歪みを引き起こすことを説明。

蝶形骨まわりのケア方法を紹介し、耳へのアプローチで蝶形骨を整えることで、顔のバランスが整い、頭もスッキリして肌の老化も改善される効果を紹介。

目の大きさや左右差の原因は? 顔の歪みチェックと自力で改善!セルフケア法【前編】

奇跡の65歳、大人気のリンパケアトレーナー・木村友泉さんが、大人女性の心と体の不調を改善するリンパケアを教える連載の第12回。今回は頭の骨にアプローチして、頭も顔もスッキリさせ、目元パッチリ、シワとたるみも解消してくれるケアを解説します。

みなさん、こんにちは。リンパケアトレーナーの木村友泉です。

ハルメク世代の女性は特に、がんばり過ぎると疲れがたまり、頭がボーッとしたり、集中力が続かなくなったりしますよね。

そんなときは頭の中もスッキリさせたいし、ついでに顔もスッキリ、シワやたるみも解消させたい!

そんなことが同時にできると思いますか? はい、できるんです。

そのポイントとなるのが「蝶形骨(ちょうけいこつ)」

初めて聞く方も多いかもしれませんね。

蝶形骨とは、頭蓋骨の中、頭の中央にある骨で、文字どおり蝶のような形をしています。頭のいろいろな骨のパーツをつなぐ役割があるので、蝶形骨が歪むと脳の血流やリンパの流れが滞り、顔のたるみや歪みにつながります。

蝶形骨が歪んでしまう原因はいくつもあります。

その一つがマスク。コロナ禍でマスクを着用する時間が長かった分、蝶形骨が歪んでいる人が増えています。

また、イヤホンやメガネ、イヤリングなどで耳に負担がかかることでも、蝶形骨が下がったり、後頭部の方にズレたり、傾いたりしてしまいます。

それだけではありません。毎日普通に寝ているだけでも、蝶形骨は歪みます。仰向けに眠れば後頭部の方に下がり、右向きに眠れば右に、左向きに眠れば左にズレていきます。

これが頭のむくみを引き起こし、顔たるみや目の大きさなど顔の左右差にも影響を与えているのです。

蝶形骨を整えるとリンパや血流の流れが整い、頭のむくみがとれていきます。そうすることで自然と顔のバランスが整い、顔たるみや肌の老化も改善してきます。

そのためには、歪んでしまった蝶形骨を、元の位置に戻していくことが重要です。

ところが、蝶形骨は頭の中央にあるため、直接アプローチしづらいのが難点!では、どうすればいいのでしょうか。

そのポイントは「耳」にあります。耳の穴に指を入れてケアすることで、蝶形骨にアプローチし、歪みを整えることができます。

ちょっと自分の耳に親指を入れてみてください。

両耳の穴にそれぞれ指を入れると、耳の穴の大きさに左右差があることに気付く人もいるでしょう。また、どちらかの耳を刺激すると痛みを感じる人も。

これが、蝶形骨が歪んでいるサイン。左右で耳の穴が小さい、押すと痛い方は蝶形骨がよりズレていることが多いようです。

実は私も、疲れてくると左右の目の大きさが違うのが気になっていました。左目の方が、少し小さかったのです。

でもこのケアをしてみると、左右の目の大きさが同じになったんです。すごいでしょう!?

今回ご紹介する「蝶形骨まわりのケア」をすると、視界がパッと明るくなる、目のまわりがスッキリする、頭が軽くなるといったことを実感できると思います。

顔のバランスが整うのはもちろん、頭もスッキリして、表情もイキイキしてきますよ。

後編では、実際の動きをわかりやすく解説します!

取材・文/樋口由夏 撮影/中西裕人 ヘアメイク/木村三喜

■次回

>>>実践!頭と目元スッキリ!顔の歪み解消ケア【後編】