カロリーが高いのはどっち? 「冷やし中華 or 焼きそば」【ダイエットクイズ】

AI要約

夏季に増える麺料理のカロリーを比較。冷やし中華と焼きそばを検証。

冷やし中華はカロリーが高めで、具材やたれの油や砂糖が要注意。

焼きそばは冷やし中華よりも低カロリー。具材や調理法によっても変動。

カロリーが高いのはどっち? 「冷やし中華 or 焼きそば」【ダイエットクイズ】

薄着になって気づく二の腕や背中、脇腹などのぷよぷよのお肉……これから必死に運動して痩せるのは難しいかもしれないけれど、毎日の食事には気を使いたい! そこで、「ダイエットに役立つカロリークイズ」を考えました。健康的な身体づくりや食生活を考える上で、食材やメニュー選びはとても大切ですよね。食やカロリーに関する基本的な知識も身につくのでぜひ挑戦してみてください。

今回は、夏季に見かける機会が増える麺料理を比較。どちらが高カロリーなのでしょうか? 栄養管理士の資格を持つライター川越光笑さんに教えていただきました。

冷やし中華

醤油ベースの中華だれでさっぱりと食べられる夏メニュー。トッピングの具材はお店やご家庭によってさまざまですが、今回は、きゅうり、トマト、ハム、薄焼き卵で栄養価を計算。

焼きそば

夏祭りなどでもよく見かける焼きそばは、ソースの香りが食欲をそそります。こちらも具材がさまざまありますが、今回はキャベツ、にんじん、豚肉で栄養価を計算。

夏の風物詩ともいえる人気の麺コンビ。どちらがダイエットの大敵でしょうか? 正解は……? それぞれのカロリーと特徴を解説します。

冷やし中華は、たれにご用心!

一見、ヘルシーそうに見える生野菜たっぷりの冷やし中華ですが、カロリーでは焼きそばより高めです。焼きそばは油で炒めるため、こちらの方が高そうだと思った方も多いのでは? さっそく、一般的なレシピで比較していきましょう。

冷やし中華に使うのは、まず中華麺です。一人前の量は、通常150gといわれていますので150g・約200kcalが麺のカロリーになります。次に食材ですが、夏野菜のきゅうりとトマトを同量入れたとして、きゅうり1/2本、トマトくし形切りを3個。加えてロースハムの薄切り2枚を入れ、薄焼き卵も加えます。薄焼き卵は少量の油をひいて焼くため油のカロリーもプラスし、具材だけで約160kcalに。最後に中華だれの約117kcalほどが加算されます。冷やし中華の麺と食材、中華だれを合わせると約480kcalになります。

冷やし中華<食材の内訳>きゅうり約50g・約6kcal、トマトくし形切り約50g・10kcal、ロースハム・薄切りを2枚・40kcal、卵Lサイズ1個(約60g)・約70kcal、植物油4g・35kcal <中華だれの内訳>しょうゆ18g・14kcal、みりん18g・43kcal、酢15g・4kcal、砂糖12g・47kcal、ごま油1g・9kcal

続いて、焼きそばのカロリーをチェック! 中華麺は同量の150g・200kcalを使います。食材には、キャベツ、にんじん、豚肉を入れたとします。キャベツ1枚、にんじん10gを使用。豚肉は部位によりますが、豚こま肉を30g使えば、具だけで85kcalとなります。調理工程でフライパンに油をひき、しょうゆ、塩、ウスターソースなどで味つけすると約70kcalに。焼きそばの麺と食材、調味料を合わせると約360kcalです。

焼きそば<食材の内訳>キャベツ約50g・12kcal、にんじん10g・3kcal、豚こま肉30g・70kcal <調味料の内訳>植物油5g・44kcal、しょうゆ5g・4kcal、ウスターソース20g・23kcal、塩0.2g・0kcal

入れる具材や量によっても異なりますが、冷やし中華と焼きそばでは約120kcalの差があります。すでにお気づきの方もいるかと思いますが、冷やし中華のたれには油や砂糖などが多く含まれているため、カロリーが高くなります。たれを控えめし、残すことでもカロリー減につながります。ダイエット中の方は、たれの使い方を意識してみてください。

※具材や量、調理法によってもカロリーは異なります。

[参考資料]文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)、『エネルギーを下げる料理テク大公開! カロリーダウンのコツ 早わかり』(女子栄養大学出版部・刊)